妻の闘病

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第5回目 抗がん剤治療 心配する妻

診察後,10時より,抗がん剤治療が開始されました。午後3時に抗がん剤治療は終了し,妻は待合室で,待っていましたが,心配そうな表情をしていました。やはり,手術が延期されたことと,腹膜の腫瘍が残っていたことで,落ち込んだようでした。私は,手術時の腫瘍状態は,予後にとって結構重要であることを説明し,妻は納得しました。
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いづれスマホを活用した患者呼び出しシステムになる?

妻が通院しているガンセンターの患者呼び出しシステムは,患者に受付端末で貸出端末を渡しておき、呼び出しの順番がきたら,貸出端末が鳴動、メッセージを表示して患者さんに知らせるという仕組みです。よくできたシステムで,かなり普及していると思います。貸出端末は,少し大きいし,単に呼び出しのためだけに,ずっと持ち歩くのは,結構,面倒だと思いませんか?そこで,スマホで呼び出しするシステムを考えてみました。
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標準治療 ネーミングを変えたら?

多くの書籍で,標準治療(手術,放射線治療,抗がん剤治療)は,スーパーエリートの治療と紹介されており,標準治療以外の治療については,その多くが,高額で,効果すらわからない治療のため,注意が必要と情報発信なさっています。しかし,標準と聞くと,最高な治療とイメージできるでしょうか?標準治療が最高の治療ということであれば,高信頼治療とか,最高の治療というイメージのわくネーミングにすればいいのではと思います。
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病院と患者との関係は?

私は,30年以上,サラリーマンをしていましたが,常に,会社から言われたことは,「お客様の立場で考える」ということでした。でも,妻がガンに罹患して以来,病院と患者の関係は,ビジネスとは異なる関係だなと思うようになりました。患者と病院には,「どんな患者にも分け隔てなく最善の治療をする」というモラルの上に成り立つと思います。
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どうしてガンになったのだろうか?

卵巣がんの発覚した頃,どうして妻がガンに罹患したんだろうとよく思うことがありました。いろいろと調べると,妻は偶発的要因で遺伝子異常が発生し,がんに罹患したと考えられます。我々では,コントロールできない遺伝子レベルの現象が原因となると,ほぼ運で決まると言って過言ではないと思います。しかし,妻はその過酷な運命と向き合い,前向きに生きている姿をみると,悪運に打ち勝つ生命力が,大切だと思います。
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孫の誕生日!

7月23日は,孫の誕生日です。2歳になりました。孫の笑顔は,妻にパワーを与えてくれます。いつまで元気で育ってね。
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高額医療費制度の合算制度による払い戻しについて

高額医療費制度には,合算制度があり,世帯で複数の方が同じ月に病気やけがをして医療機関で受診した場合や、お一人が複数の医療機関で受診したり、一つの医療機関で入院と外来で受診した場合に,自己負担額が21,000円以上の場合は世帯で合算することができ、その合算した額が自己負担限度額を超えた場合は、超えた額が払い戻されます。しかも,国民健康保険に加入の場合は,ほぼ役所で払い戻しを対応します。よくできた制度です。
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ガン保険に加入していたのですが。。

妻が,乳がんを罹患してましたので,乳がんが治療後に,ガン保険に加入していましたが,私は,病気のため,早期退職した際に,保険の見直しを行い,妻のガン保険を解約しました。乳がんに罹患して以来,27年間,再発しておりませんので,ガンに罹患することはほぼないと考え,解約しました。しかし,妻は卵巣がんに罹患しました。そして,経済的に厳しい状況になり,私自身を責めてしまいました。
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これまでを振り返ってみて。。

6月21日より,ブログを開始して,妻の闘病について記載しておりましたが,これまでの話は書き終えました。これからは,リアルタイムに情報を発信したいと思います。まず,体の異変に気づいた後,治療が開始されるまで,約45日もかかり,少し時間がかかりすぎと思いました。それと,妻の体と精神の強さに,今回は,脱帽しました。今回は,これらのことについて,ブログとしてまとめました。
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myChoice診断結果 相反する不安

遺伝子カウンセリングの3週間後に,担当医からmyChoice診断結果の説明がありました。結果は,BRAC1    陰性,BRAC2  陰性,HRD     陰性でした。診断後,妻は,私に「陰性でよかったね。子供には遺伝しないから,よかった。」と嬉しそうに,話しかけてきました。私は,少し悩みましたが,「でも,陽性だと,いい薬があるんだよ。だから,少し残念なんだ。」と正直に話し,妻は黙ってうなづきました。
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