(過去の話)乳がん闘病記(3) 骨移転の疑い

妻の闘病

皆様,こんにちは!

先程,妻から連絡があり,明日,退院となりました。いろいろと心配しましたが,すべて,予定通りとなりました。ありがとうございます。

さて,昨日のつづきで,乳がんからの骨移転の疑いについて,記事にします。

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死を覚悟する

妻は,病院から帰宅後に,いままで見たことのないような悲しいそうな顔で,私に,「骨に転移したかもしれない。もし,転移の場合,それほど長くないと思う」と正直に話しました。

私は,頭が真っ白になり,そして,言葉をかけられず,ただ,涙が流れてきました。その後,ようやく「せめて,子供たちが大人になるまで,がんばろうよ」と声をかけました。妻は,「まだ,レントゲン結果の診断だから,最終的には骨シンチグラフィで最終診断で決定する。来週,Y大学病院で,受診してくるから,まだ,誰にも連絡しないようにね」と私に話し,それ以降,転移の話は,家族の中でしないようにしました。

ただ,骨シンチグラフィの診断結果が出るまでの日々は,落ち着きもなく,そわそわした日々でしたが,妻は,気丈にも,いつもと変わらず,パートの仕事,家事をしっかりとこなしていました。その時の姿を見て,私は,妻をどんな環境でも,強い女性だなと思いました。私は,たぶん,このように気丈に振舞えないと思います。いろいろと周りの方に愚痴を言い,酒に溺れたかもしれません。

そして,骨シンチグラフィの最終診断の運命の日がやってきました。妻は黙って,病院に向かいました。そして,午後になって,妻より「骨への移転はなし」という連絡が入り,ようやく,悪夢から解放された気分でした。もちろん,一番,喜び,安心したのは,妻だったと思いますが,妻は,いつも通り,家事と子育てで,家の中をせわしく動き回っていました。

この一件以降,約15年間,乳がんの転移は,ありませんでした。

この様に,妻は,10年以上,ガンと闘い,打ち勝ちました。家族全員,安心しましたが,病気の本当の辛さはなった人間にしかわからないと思います。妻は,家族のだれにも,打ち明けずに,ひとりで死に向かい,ガンの怖さを感じながら,生活していたと思います。

だから,今回,妻が卵巣がんに罹患したことは,妻が一番ショックだったと思います。ガンからの怖さから,抜け出せたと思い込んでいましたので,その悲しみは,一層,深かったと思います。

このように,妻の人生は,ガンとの闘いの人生のように思います。そして,この闘いは,この先もつづくと思います。でも,妻は,そのような厳しい人生に立ち向かっています。本当に強い人間だと思います。だから,私は,極力,妻へ寄り添うことを決意しました。

つづきは,次回へ!

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管理人

現在60歳。某電気メーカで30数年間、サラリーマン生活を送り、早期退職したおっさんです。すでに、孫もいます。退職後は、自由きままに、生きておりますが、妻が卵巣がんステージⅢCになりました。妻の闘病記や,日々気が付いたことをブログにしたいとおもいます。

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