TOEICスコアの必要性は、就職、転職関連のネットでは、よく必須とみかけます。
例えば、
英語を使わない仕事ではTOEICスコアの目安が600点
英語を使う仕事ではTOEICスコアの目安が750点から800点
といった記事がありますので、TOEICスコアは、それなりに必要です。
また、ある記事では、英語を使用する部署の中途採用では、TOEICスコアを50%以上の企業で要件・参考にしているといったことも記載されています。
このように、TOEICスコアは、就活における1つの資格となっています。
でも、このTOEICスコアは、あくまでも20歳代、30歳代の就活の要件であって、年齢によって、変わってくるのではないでしょうか?
そこで、TOEICスコア、900点である私の就活の実体験をもとに、「TOEICスコアは57歳の就活で必要であったか」、すなわち「TOEICスコアの賞味期限」について深堀してみます。 スポンサーリンク
TOEICスコアの賞味期限はいつ?
40歳代後半から50歳代前半が賞味期限だと思います。その理由を、私の実体験をもとに、記載したいと思います。
あくまでも、私の実体験に基づいた話ですので、ご理解願います。
50歳代前半まで順風満帆な人生
私は、45歳で、TOEICスコア900点を獲得しました。
それまでは、国内の仕事を主に従事しておりましたが、TOEICスコア900点獲得以降、会社に海外案件の仕事を希望したところ、すぐに海外関連の仕事を任されるようになりました。
また、上司からも、英語力を高く評価され、40歳代後半までは、社内でも海外の案件があれば、すぐに私に声がかかるほど、評価が高かったと思います。また、50歳代前半でも、声がかかりました。
このように、50代前半までは、順風満帆な会社人生でした。
退職時、会社から何も引き留めがなかった
ところが、仕事によるストレスで、56歳頃から、体調を崩し、休職しました。休職後、英語力を生かされない部署に配属になりました。
そこで、退職を決意しました。会社に、退職の相談をしましたが、何も引き留めはありませんでした。
その時は、社内での実績とTOEICスコア900点という英語力で、次の仕事先はすぐに見つかるだろうと甘く考えておりました。ですから、希望をもっての退職でした。
人材紹介会社に、最初は評価された
退職前から、数社の人材紹介会社へ登録し、面談を受けました。
人材紹介会社の攻略方法は、以下の記事に詳しく、記載しております。是非、御覧願います。
人材紹介会社の担当者からは、「「英語のできるエンジニア」として、先方に話しましょう」と、TOEICスコア900点を高く評価してもらいました。
また、ある担当者からは、どういった勉強法でハイスコアがとれるのかといった質問も受けたほどでした。
そのうえで、数社の企業の紹介を受けて、「書類を提出する」とお話を頂きました。
その時は、私は、2社程度、面談まで持ち込めると思っておりました。
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人材紹介会社から返事が来ない
しかし、1週間、2週間たっても、人材紹介会社から返事がありませんでした。少し、不安になって、各人材紹介会社に確認しました。
回答は、「先方から連絡がありません。確認してみます」でした。その後、「今回は見送らせていただきます。」とお断りの回答でした。また、ほとんどの人材紹介会社からも、同じような回答でした。
ここで、ようやく50歳代後半からの就活の厳しさを痛感し、自分の甘さに気づきました。
結局、わかったこと
50歳代後半の就活には、TOEICスコア900点という資格は、あまり関係ないことがわかりました。せいぜい、通用するのは、50歳前半まで。
要するに、「50歳後半の人材を採用するより、将来性のある若手を育成することをほとんどの会社が将来を考えて選択する」ということです。
やはり、50歳代後半の就活では、「だれにも負けない実績」と「人脈」が、重要とわかりました。
大切なのは、TOEICスコアでなく培った英語力を生かし楽しむ
ところで、TOEICスコアという観点では、賞味期限はあるかもしれませんが、英語という観点での賞味期限はどうでしょうか?
私は、現在、正社員での就職をあきらめて、セミリタイア、すなわち、アルバイトをしながら、ブログ等の趣味をすることで日々を過ごすことを考えてます。
まだ、手探りですが、アルバイト、趣味、ボランティア等で、培った英語力を十分に生かせると考えています。また、それを楽しみにしています。
ですから、培った英語力には賞味期限は、死ぬまでないと思います。いや、そう信じてます。
まとめ
50歳代後半では、就活には、TOEICスコアはあまり影響ない。
大切なのは、TOEICスコアでなく、培った英語力を生かし楽しむ気持ち。
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