私は、現在58歳ですが、1年前、57歳で早期退職いたしました。
病気が原因で退職しましたが、実際に早期退職して、改めて早期退職を見つめ直すと、どうして早期退職したのだろうかといった後悔や早期退職してよかったなと思うこともあり、早期退職を判断することの難しさを改めて感じております。
そこで、今回は、今まで感じたことから50歳台で早期退職する条件を記載したします。
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50歳台で早期退職する条件
退職したことを後悔しない覚悟
早期退職した後、再就職、起業するといった次を目指した活動を行いますが、この活動は決して、楽ではありませんし、失敗する可能性もあります。
このような状況になったとしても決して、退職したことを後悔しない覚悟が必要になります。
実は、私は、後悔がありました。そのため次に進めない自分がありました。
結局、自分の判断がまちがっていたのでないかという疑念が沸き起こり、だいぶ落ち込みます。
そして、ここから抜け出すには、かなりの時間がかかりました。
皆様は、このような状況にならないようにご注意願います。
100歳まで生活できる金融資産
再就職、起業で収入を得られる保証はありません。したがって、収入がなくても100歳まで生活できる資産を持つ必要があります。
資産がどれほど必要かは、年金額、生活費、葬儀費用、介護施設費用の額によって異なりますので、自身で作成する必要があります。
ちなみに、年金2000万問題で使われた数字 生活費26万円/月、65歳からの年金21万/月を使って、57歳で退職した場合で必要な金額を以下のように計算いたしました。
まず、65歳まで必要な金額を算出します。
26万円×12か月×8年=2496万円
次に、65歳から年金をもらい、夫婦100歳まで生きた場合
(26万円ー21万円)×12か月×35年=2100万円
葬儀費用、介護施設利用等を加算して、3000万円かかります。
すると、トータルで5500万程度必要となります。無理の方が多いと思います。
いかがでしょうか?
もし、資産が不足している場合は、足りない分を稼ぐか、生活費を切り詰めことをして、どこまで不足分を補えるかを見極める必要があります。私の場合、健康上の理由から、大幅な生活費の切り詰めを実践しております。
社会とのつながり
退職すると、会社とのつながりは一切なくなります。
いままで会社だけのネットワークで生きてきた人は、社会とのネットワークがなくなり、孤立した状態になり、精神的にもあまり好ましくない状況になります。
そこで、趣味を通した人間ネットワークやSNS、ブログといった新しい媒体を使ったネットワークづくりをすることで、社会との接点をもつべきと思います。
私も、ブログを開設した理由の1つは、社会とのつながりでした。
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家族の理解
早期退職は、一緒に生活する家族、特に、妻にも、大きな影響を与えます。妻の理解なしでは、早期退職はできません。
私の場合は、病気でしたので、受け入れざる得ない状況でした。
それでも、納得してくれた妻には感謝しています。
資産運用、社会保障費、税金といったお金の知識
早期退職すると、会社で行っていた年末調整もありません。
資産運用も、自分で運用する必要があります。また、年金もすべて自分で申請する必要があります。
すなわち、資金管理のための知識が必要となります。
知識がないと、大きな損失を被る可能性があります。
私も、ファイナンシャルプランナーの勉強をして、これらの知識習得を行いました。
最も大切なことは?
なによりも大切なことは、自由な環境を楽しむという心の余裕です。
実は、自由な環境はいままで体験したことのないことですので、最初は戸惑い、何かを始
めなければと焦り始めます。結局、退職前の状態になることをめざしてしまいがちです。
それでは、早期退職した意味がなくなります。
この自由な環境の中で、楽しみながら、仕事をしたり、趣味に楽しむことが、きっと、充実した人生を導くでしょう。
まとめ
今回は、早期退職した立場から、50歳台で早期退職できる条件をまとめてみました。
50歳台での退職は、再雇用制度を利用するという安定を選択せず、挑戦するので、しっかりとした準備が必要であることを気づきましたので、皆様にその条件を示しました。
私自身、下記の条件を実は、いくつかクリアしておりませんが、このようなことがないように早期退職を考えている方はご参考にしてはいかがでしょうか?
1.退職したことを後悔しない覚悟
2.100歳まで生活できる資産
3.社会とのつながり
4.家族の理解
5.資産運用、社会保障費、税金といったお金の知識
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