東京オリンピック・パラリンピックまで2か月を切りましたが、先日、日経新聞で、東京オリンピック開催についてのアンケート結果が掲載され、なんと62%の方が、中止か再延期をやむを得ないと回答したようです。
再延期は、ほぼありえないと報道にありますので、再延期と回答なさった方も、実質、中止という意見に近いので、中止という声が、6割と非常に高い数字になります。いままでのオリンピックでこのようなことはあったのでしょうか?
ちなみに、私の妻にオリンピック開催について聞きましたが、「東京オリンピックは反対。もし開催するのであれば、どこか、島でやってほしい。そうすれば、新型コロナの心配もないし、うまくいくのでは」と、全く現実味のない回答をされ、困惑しましたが、私の妻は、少し、ねじが数本はずれていますので、聞き逃してもらえればと思います。
一方、私の方は、実は、5割反対、5割賛成と少し揺れている状態です。
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身勝手な態度のIOCへの怒り
5割反対の理由の1つが、IOCの態度です。
「ぼったくり男爵」で名高いバッハ会長が、コロナ禍でオリンピックを実現するためには、「犠牲を払わなければならない」と語ったそうですが、「犠牲とは何か」をしっかりと説明してもらいたいものです。まさか、「日本国民や参加選手のコロナ感染」ではないでしょうね。
しかも、あるIOC理事は、「アルマゲドンがない限りオリンピックを開催する」と語ったそうで、日本の世論に全く耳を傾けない発言は、怒りを通り越して、あきれてしまいます。
そして、極めつけが、参加選手に向けて、新型コロナ感染と猛暑による死亡のリスクを自己責任として同意するように求めることです。
背景には、巨額の放送権料があると思いますが、IOCの日本の世論を無視したオリンピック強行の発言、その一方で、選手の安全については、一切責任はとらないというあまりにも「身勝手な姿勢」が、オリンピック開催に、暗い影を落としていると思います。
私は、IOCの深い闇を垣間見たように思います。
国への不信感
もう1つが、国への不信感です。
東京オリンピック・パラリンピックがあるにも関わらず、どうして、切り札であるワクチン接種がここまで遅れてしまったのでしょうか?
日経新聞でも、ワクチン接種の遅れの原因は、国と回答している方が、77%にも上っていることからも、国民の国への不信感が非常に高いことがわかります。
現状のようなワクチン接種状況が、もし、3月頃だったとしたら、まったく異なった景色になっていたと思います。
各国とのワクチン争奪戦があり、手に入りにくかったことは理解しますが、オリンピックを控えていた状況を踏まえれば、打つ手はあったように思え、残念でたまりません。
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でも、選手の皆さんを応援したい!
ここまでですと、オリンピック・パラリンピック開催に反対ですが、ただ1つだけ、心に引っかかることがあります。
それは、皆様も同じだと思いますが、選手の皆様の「切実な思い」です。
4年間、いや、5年間をひたすら、東京オリンピック・パラリンピックを目指して練習に打ち込んできた選手の方々を、見捨てることができません。
この5年間、いろいろなことがあったと思います。特に、本来ならば昨年開催予定であった大会が、1年延期になった時の選手の方々の心情は、言葉にできないほどのショックだったと思います。
このショックを乗り越えてオリンピックの晴れ舞台に立つ選手の皆様に対して、「開催を中止にしたい」とは、私は言えません。
だから、賛成5割です。
もし開催されるのであれば、盛り上げたい!
私の現在の心情は反対5割、賛成5割ですが、もし、開催することになった場合の私の気がかりなことは、このまま、盛り上がらないことです。いままでのオリンピックで、約6割の方が、中止を望んでいる大会はあったでしょうか?
しかし、開催されれば、わだかまりは捨てて。いままで懸命に努力してきた選手の方々に対して、エールを送るべきだと思います。当然、厳重な感染対策を行うことが前提です。
私は、選手の方々の勇士を最後まで応援したいと思っております。
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