先日,ニュースで,企業に雇用されていない「フリーランス」として働く人が,感染拡大前の2倍近くに増えたという記事を目にしました。
現在,「フリーランス」として仕事を請け負い,生計を立てている人は551万人に上るようです。
このように,増加した背景には,感染拡大の影響で収入に不安を感じた人が増えたとともに,配達員など誰でもできる「ノンスキル・キャリア」の仕事の選択肢が広がったことがあるようです。
私も,早期退職後,一時期は,再就職を目指して,就職活動を続けておりましたが,自由な時間帯に仕事ができ,年齢に関係なく仕事を続けられることを理由に,フリーランスで働くことを考え,職探しを行いました。
しかし,フリーランスで働くことは,かなり厳しいことがわかり,フリーランスの実態を調査してみました。そこで,今回は,その調査した結果について,皆様にご紹介いたします。
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フリーランスの実態
2020年5月内閣官房から発表された「フリーランス実態調査結果」からの資料をもとにご紹介いたします。
フリーランスとしての年収
年収 | 比率(%) |
100万円未満 | 16 |
100万円以上200万円未満 | 16 |
200万円以上300万円未満 | 19 |
300万円以上400万円未満 | 16 |
400万円以上500万円未満 | 12 |
500万円以上600万円未満 | 8 |
600万円以上700万円未満 | 4 |
700万円以上800万円未満 | 3 |
800万円以上900万円未満 | 2 |
900万円以上1000万円未満 | 1 |
1000万以上 | 3 |
200万~300万未満の方が多く,年収300万未満の方は,全体の51%を占める結果となっております。意外と低いですね。
働く上での障壁
障壁 | 比率(%) |
収入が少ない・安定しない | 59.0 |
他人とのネットワークを広げる機会が少ない | 17.2 |
仕事がなかなか見つからない | 15.3 |
負傷した,疾病になった場合の補償がない | 12.7 |
就業時間,休日に関する規制がない | 11.1 |
契約案件があいまい,自洗に明治されない | 10.7 |
フリーランスに対する偏見や誤解がある | 10.7 |
やはり,「収入が少ない,安定しない」が6割を占めています。
満足度
項目 | 非常に満足(%) | 満足(%) |
仕事上の人間関係 | 20.1 | 65.6 |
就業環境 | 18.4 | 64.5 |
プライベートとの両立 | 21.0 | 60.8 |
達成感や充実感 | 16.6 | 60.7 |
収入 | 4.1 | 33.3 |
7割以上の方が,「仕事上の人間関係」「就業環境」「プライベートとの両立」「達成感や充実感」に満足しているようです。
一方,収入に関しては,4割の方が満足しているようです。
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フリーランスはセミリタイアに向いているが。。
実態調査結果から。フリーランスの年収は,300万以下で低い金額であるが,煩わしい人間関係もなく,自分の好きな環境でできるというメリットもあることがわかります。
私は,収入より充実した生活を送りたいと思っているセミリタイアの方々には,フリーランスは,選択肢の1つの働き方だと思います。
実は,私は,フリーランスを目指して,いろいろと活動しましたが,結局,「いい仕事が見つからない」ので,少し諦めかけております。
配達員も考えましたが,年齢的に厳しいことと,少し運転が苦手ですので,却下しました。
私の年齢だと,人にないスキルあるいは人脈を持ってないと,いい仕事は得られないことがわかりました。
また,うまく見つかったとしても,時間給でなく,出来高払のため,どうしても,収入は抑えられると思いました。時間給の場合,最低賃金が決められていますので,収入もある程度,保証されますが,出来高払の場合,最低賃金がありません。そのため,収入が低くなると思います。
フリーランスは,セミリタイアに向いていると思いますが,満足する生活を送るためには,スキルを持っていることと安い収入でも満足する気持ちが必要なようです。
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