勝俣先生のツイート「ガン患者の障害年金受給率1％」は使いずらいからです！

皆様，こんにちは！

昨日，勝俣先生がガン患者の障害年金受給率1％とツイートしていました。私も，少し驚きましたので，早速，障害年金について調べてみました。ちなみに，私は，退職後，社会保障の重要性を痛感して，FP資格をとり，社会保障を有効に利用しています。尚，なぜ，私が，FP資格を取得したかについては，「58歳無職男がファイナンシャルプランナー3級を受験しました！」で記載していますので，よろしければ，ご確認願います。

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１．障害年金をご存じの方が半分程度

年金には，老齢年金，障害年金，遺族年金の3種類あります。たぶん，多くの方は，年金と聞くと，老齢年金が頭に浮かび，受給は65歳からだと思っているのではないでしょうか？私も，老齢年金についてはある程度知っていましたが，障害年金については，全く知りませんでした。実際，あるアンケート調査によると障害年金をご存じの方は56％となっています。約半数の方しか，ご存じないようです。しかも，名前はご存じだとしても，障害年金の仕組みなどご存じの方は，かなり少ないと思います。

２．障害年金の申請は，初回診断後1年6か月後　寛解なさっているのでは？

障害年金の申請は，初回診断後1年6か月後です。1年6か月後に，仕事に支障がある場合は3級（ただし厚生障害年金のみ），生活に支障がある場合は2級となります。すると，多くのガン患者は，1年6か月後には寛解なさっているのではないでしょうか？あるいは，残念ながら亡くなっている方もいらしゃると思います。こういった点で，ガン患者には使いずらい年金と思います。尚，1年6か月時点で寛解なさっていて，その後，再発等で状況が悪化した場合は，事後重症による請求ができます。いずれにしても，1年6か月後でないと申請ができない点が，ネックになっていると思います。

３．申請および審査で時間がかかる！末期ガン患者には厳しいのでは？

いざ，申請をする際は，
・医師の診断書
・受診状況等申請書
受診時の医療機関と診断書を作成した医療機関が異なる場合、初診日の確認のため
・病歴・就労状況等申請書
障害状態を確認するための補足資料
等が必要になります。受診状況等申請書と病歴・就労状況等申請書は，ご自身で対応する必要があります。これらの書類を準備するのに，約1カ月～2か月程度，かかります。特に，ご多忙な主治医の方の診断書作成が，時間かかります。
また，近くの年金事務所に申請しますが，日本年金機構での審査期間が2～3か月かかります。ですから，申請しようと思ってから，4か月程度かかることになります。すると，特に末期ガン患者が申請した場合は，この期間に悪化する可能性があり，かなり厳しいかもしれません。

４．一体，いくらもらえるかを調べるのに時間がかかる

あと，やはり，年金システムは複雑で，よく改正しますよね。私は，理解するのに，かなりの時間が必要でした。たとえば，厚生年金に加入なさっている方は，申請して，一体，いくらの年金がもらえるのかといったことが，多分，わからないと思います。理由は，厚生年金の加入期間やもたっていた給与により，金額がことなり，また，扶養の状態でも変わるからです。すなわち，自分で調べるしかないわけで，いくらもらえるかを調べるだけでも，相当な理解が必要です！

いかがでしょうか？特に，2と3が，ガン患者には使いづらいと思います。

障害年金を貰いたい方は，早めに，障害年金を専門になさっている社会労務士にご相談することをお勧めします。例えば，東京にお住まいの方は，「障害年金　社会労務士　東京」とググると一覧がでます。社会労務士に相談すると，いろいろと情報が入手できますし，助言頂けると思います。

それにしても，日本の年金システムは複雑ですよね。

困っている方に，すぐに支給できる仕組みを作ってもらえると本当にありがたいのですが。。

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