皆様,こんにちは!
台風の影響で,各地が大雨の状況ですね。線状降水帯が発生の可能性ありと気象庁は警戒情報を出していますが,非常に気になります。特に,私のように,川の近くに住んでいる方にとっては,洪水の災害が一番,怖いので,警戒していおります。何事もなければいいのですが。。
さて,本日は,年金について記事にしたいと思います。
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スライド調整率のためインフレ時に損する年金制度!
今年度の年金は増額しますね。67歳以下の方は2.2%,68歳以上の方は1.9%の増額です。
久しぶりの増額で,喜んでいる方も多いと思いますが,私は喜んではいられないです。それは,インフレ時には,年金所得は損をする構造になっているからです。
今年度の年金の場合,67未満の方は,賃金と物価上昇分で本来なら2.8%,68歳以降の方は,物価上昇分2.5%の増額になりますが,ここで,スライド調整率という,よくわかならい調整が入ります。
このスライド調整率が,23年度は―0.6%でしたので,年金増額は2.2%と1.9%となりました。
スライド調整率とは,日本年金機構のWebによると「公的年金全体の被保険者数の減少率(3年平均)に平均余命の伸びを勘案した一定率(0.3%)を加えた率」とあります。一言で表すと,被保険者数が減少しているので,その分を割引くという制度です。
興味のある方は,下記の記事を御覧願います。
このスライド調整率は,デフレとか,物価が安定している時は,差し引かれずに,繰越となり,インフレ時に,繰り越されたスライド調整率が引かれるという代物です。上記の記事では,なんと20年で16%も減額されるという試算を発表しています。
厳密ではありませんが,個人的には,インフレ時に,引かれる調整費と考えればいいと思います。
ということは,インフレ時には,物価上昇分より低い年金となるので,実質(インフレ率と比較して)は,年金は目減りしていることになるわけです。
いままでの日本経済は,どちらかというとデフレでしたので,あまり,このスライド調整率は問題にならなかったと思いますが,今後,日本政府がインフレ率2%を目指していますが,この目標が達成して,インフレ時代になると,結構,スライド調整率は,年金生活者にとっては,大きな問題になっていくと思います。
その上,少子化問題による社会保険料の増加,たとえば,健康保険料の増加,介護保険料の増加と,いろいろと今後,税金アップが目白押しです。
そして,たぶん,いずれ消費税も増税すると思います。
インフレ,社会保険料の増大,消費税と,なんだか,年金生活者にとっては,ますます貧困になる社会経済になることが予想されます。
そのためにも,やはり,「稼ぐ」ことが重要ですね。
ただ,現役世代のように30万,40万は稼ぐ必要はなく,5万,あるいは10万と,年金に足りない分を補充するという働き方だと思います。
50歳代,60歳代の皆様は,「細く,そして,長く働く」スタイルへ移行する時期にきているかもしれませんね。
つづきは,次回へ!
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