「高齢者は集団自決すべき」で思い出すリストラの体験!

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皆様,こんにちは!

今日は暖かい晴天です。妻は本日,義母の住む特養老人ホームに行きました。以前よりかなり食欲が減りましたので,88歳の義母の健康状態を不安に感じている様です。認知症もかなり進んでいる状態ですが,少しでも長く生きてもらいたいです。

本日は,成田悠輔さんの「高齢者は集団自決すべき」のコメントに対して,84歳になる養老孟子さんのコメントが記事になっていましたので,取り上げたいと思います。

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50代後半の社員をリストラしたことを思い出すコメントです!

「高齢者は集団自決すべき」というコメントは,非常に過激ですね。たぶん,天才,成田さんは。いつまでも居座っている高齢者,特に政治家や経営者に対して,早く引退してほしいというメッセージを,あえて炎上狙いの発言でマスコミで大きく取り上げてもらうことを狙った思いますが,やはり,ハレーションはすごいですね。

当たり前ですが,高齢者の方々から,冷ややかなコメントが多くあるようです。

例えば,東京大学名誉教授で「バカの壁」著者の養老孟子さん(85歳)は,「そりゃ,”今”という断面で切ったら,不公平はいっぱいありますよ。・・・彼の発言については問題にする気も起きません。放っておけばいいと思います。」とあっさりと無視する姿勢です。さすが~!ですね。

実は,私は,「高齢者は集団自決すべき」というコメントを聞いて,会社員のときに経験したリストラを思い出します。

私は,電機業界にいましたが,多くの電気会社が,1970年から1990年代まで成長していましたので,多くの人材を採用しました。いわゆる,団塊の世代の方々,バブル世代に入社した方々と多くの方が入社しました。しかし,貿易摩擦,半導体競争等があり,みるみると電機メーカの競争力は落ちていき,ついに多くの企業で,リストラを実施しました。

そのリストラのターゲットは,団塊の世代の先輩方でした。

年功序列の時代,高収入の多くの団塊の世代の方々がいらしゃる55歳以上の方々をリストラしました。当時,私は40歳の頃でしたが,リストラにより,企業業績が上がり,結果的に給与も上がると思い,リストラに対しては,どちらかというと賛成派でした。たぶん,多くの社員がそのように思っていたと思います。

確かに,リストラ後,V時回復と叫ばれたように,多くの企業で業績が上昇しました。

でも,リストラした電機メーカで,現在,競争力のある企業は,残念ながら,ソニーと日立だけだと思います。その他は,大した収益も挙げずに,株価も低迷状態です。

このように,リストラは,一時的には,かなり業績を上げますが,その後の成長につながるかについては関係ないと思います。

ソニーや日立が,大胆なリストラ後,思い切って,新規分野に舵を切り,成功していることからわかるように,リストラを契機に,会社の事業を改革できるかに,今後の成長性はかかっていると思います。

このように,「高齢者の切り捨て」というのは,養老さんのコメント通り,”今”という時点では,社会保障費が減りますから,財政上では大きな成果がありそうですが,果たして,その後,経済成長し,国民が豊かになるでしょうか?

たぶん,それほど国民は豊かにならず,電機メーカのように,業績が悪くなるとリストラ,すなわち,「高齢者の集団自決」をするように思います。

やはり,大事なのは,長い目で見た,日本の方向性をしっかりと見定めることだと思います。

ただ,敢えて大炎上を狙った成田さんの勇気も,個人的には,好きですが。。。

つづきは,次回へ!

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管理人

現在60歳。某電気メーカで30数年間、サラリーマン生活を送り、早期退職したおっさんです。すでに、孫もいます。退職後は、自由きままに、生きておりますが、妻が卵巣がんステージⅢCになりました。妻の闘病記や,日々気が付いたことをブログにしたいとおもいます。

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