皆様,こんにちは!
何やら衆議院の解散が,ちらつき始めました。「16日内閣不信任案ならば即日解散」を岸田首相が検討するとの報道が出ていました。どうなるかわかりませんが,個人的には,少子化予算の財源等について,論点とした選挙になるといいのではと思っています。
さて,本日は,昨夜,岸田首相が発表なさった異次元の少子化対策について,ある教授が,非常に斬新な提案をなさっていましたので,記事にしました。
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まじ!年金積立金200兆円を活用して1000万円ばら撒く?
3.5兆円規模の少子化対策の内容の説明が,昨日,岸田首相からありました。
「お金もらえてありがたい」とか「これでは子供は増えない」といった様々な意見がある様です。個人的には,それほど,子供が増えるようには思えません。理由は,子供にかかる費用は,2500万から4000万程度とかなり高額ですので,月1万円程度では,劇的に変わるようには思えないからです。
このような中,なんと,第一子になんと1000万給付するという大胆な提案する方がいらしゃいます。その方は,関東学院大学の島澤諭教授です。すごいですね。1000万ですよ!
退職金よりも高いかもしれませんね。

ただ,気になるのが,財源です。なんと200兆円ある年金積立を財源にするということです。
「年金積立とは?」と思っている方もいらっしゃると思いますが,この年金積立は,ネットによると「これまで現役世代が納めた年金保険料のうち、年金の支払いなどに充てられなかったお金を年金積立金として預かり、将来世代のために運用して増やすお仕事をしています。」と説明があり,下記ように,50年後や100年後に年金財源として活用する積立です。
現在は,198兆円のお金を運用しています。
島澤諭教授の提案は,将来の年金を減らして,今,少子化対策で使うことを提案しているわけです。子供が多くなると,年金を負担する人口も増えるので,年金も問題ないということを根拠にしています。
でも,そんなにうまくいきますかね?
1つが,もし少子化対策がうまくいかなかった場合,年金がかなり減額されるというとんでもないことになるリスクがある。
2つ目が,年金財源を少子化に使うということは,子供がいない人は,かなりの損をするので,国民全体のコンセンサスを得られるかわかない。
この2つに問題があるように思いました。たぶん,制度化しないと思います。
ただ,気になるのは,「少子化対策に,高齢者にとって大切な年金が使われる」という論調に,高齢者の社会保険費や年金が狙われているということです。
気のせいだと思いますが,嫌な予感がよぎりました。皆様は,いかがでしょうか?
つづきは,次回へ!
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