先日、図書館で、雑誌「THE21」3月号を目にしました。3月号の表紙に、「50歳から始めたいこと、やめること」と大きな文字で書かれていましたので、拝読しました。
記載内容は、よくまとめられており、うなづける点もありました。そこで、今回は、その記事で記載されている内容の要約と各著名人の考えを紹介し、最後に私なりの「手に入れるべきもの、手放すべきもの」を述べたいと思います。
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手に入れるべきもの、手放すべきもの
要約すると以下のようになります。
・組織人としてではなく、個人として収入を得るスキル、人脈、知恵が必要
・会社の利害関係によらない、人生を豊かにする人間関係
・仕事より家族や健康を重視する
・手に届く夢をもつ
・まずは自分を知り、自分を好きになること
各著名人の「手に入れるべきもの、手放すべきもの」への考え
4名の超名人の考えを以下に示します。
大塚寿氏((有)エマメイコーポレーション代表取締役)の考え
手に入れるべきもの | 手放すべきもの |
人生の主導権 | 組織人としての仕事観 |
一個人として稼ぐ知恵 | これまでの自己認識 |
やりがいのある仕事を見つける知恵 | これまでの仕事のやり方・付き合い方 |
税金や社会保険の知恵 | エネルギーを奪う人間関係やしがらみ |
収入を増やす知恵 | 過去の勝ちパターン |
収入と豊かさをもたらす人的ネットワーク | 管理職・リーダー職のプライド |
会社組織に頼らず収入を得る目途 | 自社のブランドに基づくアイデンティティ |
65歳以降への希望と安心と覚悟 | 根拠のない固定観念 |
佐佐木常夫氏((株)東レ経営研究所元社長)の考え
手に入れるべきもの | 手放すべきもの |
自分のことを振り返ってみる時間 | 「いいところを見せたい」という見栄、 「こうあるべき」という理想像 |
自分の心を満たす人間関係 | お酒のつきあい |
家族と向き合う時間 | 仕儀に全力投球すること |
河合薫氏(健康社会学者)の考え
手に入れるべきもの | 手放すべきもの |
月1回、3か月に1回でも定期的に会える人減関係 | 会社の名刺でつきあってきた人間関係 |
「自分の常識」は「社会の非常識」だという考え | 「会社の常識」が「社会の常識」だという考え |
「家族、仕事、健康」の三つのバランス | 仕事だけに重点を置いた生き方 |
林浩喜氏(社会起業大学学長)の考え
手に入れるべきもの | 手放すべきもの |
自分固有のミッション | 組織人としての役割 |
「自分軸」で生きること | 「他人軸:で生きる事 |
シンプルな生き方 | 虚栄心、見栄、プライド |
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私の「手に入れるべきもの、手放すべきもの」
皆様、いかがだったでしょうか?私は、57歳で早期退職して、現在、無職中ですが、私の体験からみて、納得できる内容でした。
私は、早期退職時には、「自分は、会社でこれだけの仕事を実践してきたので、それなりのスキルがある。また、仕事で培った人間関係もある。これらのスキル、人脈を生かせば、次の就職先は、すぐに見つかる」と思っていました。
しかし、実際は、すぐどころか、どこの企業も書面審査で落ち、結局は、失業給付金で生活する日々を過ごしてます。当初、想像できなかったことです。今になって、会社あってのスキル、人間関係だったことがわかり、愕然としました。
このような私ですが、現時点での私の「手に入れるべきもの、捨てるべきもの」は以下のようになります。
・会社の実績、人脈は捨て、本当の自分のスキル、相談できる人を手に入れる。
・人にたよらず、税金、社会保障といったお金の知恵を身につける。
・仕事第一でなく、健康、家族を大切にする。
・仕事一筋でなく、仕事以外に打ち込めるものを見つける。
ですから、50歳代の皆様、特に早期退職をお考えの皆様、私のようにならないために、まずは、会社という枠を外して、「本当の自分」と向き合い、早期退職を考えてみてはいかがでしょうか?
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