2020年の自殺者数は、前年比912人増の2万1081人と11年ぶりに増加に転じました。
これは、多くの方々がコロナの影響を直接的に受けて苦しまれていることが原因と思いますが、そうした影響を直接的に受けてないのに、「悩みや不安」が絶えないという方が多いことも一因ではないでしょうか?
実際、ある2021年4月の調査では、経済的に不安を感じている方が、65.1%、雇用に不安を感じている方が、51.2%となっており、この数字からも、「悩みや不安」を抱えている方はかなり多いと思います。
この「悩みや不安」ついて、脳科学者で著名な茂木健一郎氏が、おもしろい記事を、雑誌「PRESIDENT」に掲載していましたので、今回は紹介いたします。
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「悩みや不安」の正体
「悩みや不安」の根源は、驚くことに、「暇な時間」だそうです。
根拠は以下の通りです。
・通常、時間ができることは喜ばしいことのようですが、一方で、本来なら悩まなくてもいいことを考える余裕ができて、ストレスが高まる側面がある。
・やるべきタスクに追われている方が、ストレスがたまると考える方もいらっしゃると思いますが、忙しく目の前のことに集中しているときのほうが、「悩みや不安」は持ちにくい。
・したがって、余りある時間が私たちを目の前の物事に集中することを妨げ、以前なら気にとめなかったことに意識を向けさせるようになってしまったことが、「悩みや不安」の正体。
たしかに、テストを受けている時には、集中しているので不安は感じませんが、テスト終了し、一息ついた後に、急に「テスト、大丈夫かな」と不安を感じることが多いですよね。これは、仕事でもそういうことは、ないでしょうか?
したがって、茂木氏のお考えは、私は、正しいと思います。
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「悩みや不安」から解放されるには
「悩みや不安」の根源はわかりましたから、「悩みや不安」から距離を置くにはどうしたらいいかについて、記事をもとに記載します。これらは、いわゆるストレス解消法だと思います。
サウナ
サウナに入っている間は、スマホを見ないため、情報が遮断され、自分の体の状態に集中するしかない状態になるため、「悩みや不安」から解放されます。
これは、サウナブームの一つの理由かもしれませんね。
散歩、ランニング
体を動かしている間は、情報から遮断され、呼吸や筋肉の動きに意識がいき、「悩みや不安」から解放されます。たしかに、一汗かいた後は、すっきりとした気分になりますよね。
目の前の仕事をすぐやくこと
「この仕事には何の意味があるのか」「この仕事の目的は何か:といったことは考えずにとにかく、与えられた仕事をすぐにやることです。
下手に意味や目的を問うと袋小路に入るからです。
「こうあるべき」に縛られない
「こうあるべき」と理想を描きそこに向かって努力することはいいことだと思いますが、状況が変化したにもかかわらず、「こうあるべき」を追求すると、その残像に苦しめられてしまいます。結局、「こうあるべき」は、仮設として捉えて、途中変えてもいいと考えるのが無難だと思います。
これには、無意識のうちに「前からこうだった」という継続性や「こうやるのが男らしい」という「らしさ」にこだわっている方も含まれます。
私は、すこし頑固なところがあり、頭ごなしに判断しやすく、この傾向があると思っています。
いい悩みに変えてしまえばいい
しかし、サウナに行ったりして、一時的に、解放されたとしても、「悩みや不安」を根底から解消できません。また、暇な時間は、すぐに作れますし、暇な時間のない人生など、ありえません。
そこで、私の提案は、「悩みはいい悩みに変えてしまえばいい」です。
そのためには、私は、自分でコントロールできないことは割り切って受け入れ、できることから行動することだと思います。
そうすると、生産的になり、なにより、心が前向きになるのではないでしょうか?
私は、2年前に病気になり、会社を退職しました。いつ、病気が再発するかの不安があります。そこで、まず、病気になったことを悔やんでも仕方がないと思い、病気になったことを受け入れるようにしました。そうすると、病気になった原因でなく、再発しないためにやるべきことに集中できました。すると、再発の不安が少なくなり、むしろ、「5年後、10年後まで再発しない」ようにするために何をしたらいいのかと、長い時間軸で病気とつきあえるようになりました、
茂木氏も、長い時間軸で、自分でコントロールことを考えることが、いい悩みと記載していましたが、私ぼ、病気再発の不安をうまくいい悩みに変えることができたと思います。
皆様、悩みはいい悩みに変えられると思って、日々、生活なさってはいかがでしょうか?
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