50歳以降に迎える「4つの崖」　最後の崖の対策は？

皆様、50歳以降に迎える収入ダウンの「４つの崖」を御存じでしょうか？

以下に「4つの崖」を記します。

50歳以降は、このように徐々に年収が減っていくことがわかると思います。厳しいですよね。

しかし、私のようにセミリタイア中であれば、1つ目の崖と2つ目の崖は既に乗り越えており、あとは3つ目の崖と4つ目の崖です。

3つ目の崖は、年金定期便等で、もらえる年金額がわかり、それなりに生活が想像できますが、4つ目の崖については、私は、あまり意識していませんでした。

そこで、今回、最後に待ち受けている崖の配偶者死別の崖について、掘り下げて考えてみたいと思います。

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配偶者死別の崖への対策

配偶者が死別すると、いろいろと状況が変化し、課題が浮き彫りになると思います。その課題ごとに対策を考えてみました。

年金額減の対策　繰り下げ受給の活用

夫が亡くなった場合、奥様の年金額は大きく減ると思います。

例えば、現役時代に年収500万だった夫と専業主婦の妻の家庭の場合で、夫が亡くなったとしますと、夫の受け取っていた年金額のおよそ、188万円が支給されなくなり、かわりに遺族年金83万円が支給され、約105万円の収入減となり、妻の年金収入は年間約160万、月13万円程度です。

総務省の公表している家計調査によると、一人当たりの生活費の平均額は、163,781円ですので、13万円ではかなり厳しい生活になります。しかも、女性の平均年齢は、87.26歳ですので、長い間、厳しい生活を強いられる可能性があります。

そこで、奥様の基礎年金を繰下げ受給することで、少しでも奥様が楽な生活をできるようにご配慮してはいかがでしょうか？

詳細は、私のブログ　年金繰下げ受給を奥様にプレゼントしてはいかがでしょうか？　に掲載していますので、是非、参照願います。

介護への対策　　500万円の準備

配偶者が死別した後の介護についても考えるべきだと思います。

生命保険文化センターが介護経験者を対象に調査した結果によると一人当たりの介護費用は約500万円だそうです。

しかし、介護はいつまでかかるかわかりません。1年未満の方もいらっしゃれば、10年以上の方もいらっしゃいます。したがって、どのぐらい費用がかかるかわかりませんが、少なくとも、平均とされる500万円は準備しておきたいと思います。

500万円は大金ですが、今から、少しでも生活を切り詰めて準備するしかないと思っています。

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認知症への対策　エンディングノートの準備

認知症への対策も考えるべきと思います。私は、エンディングノートを準備して、子供たちにあとを任せたいと思っています。

私は、大した資産がありませんので、主に、死後の葬式や遺骨の処理などを託したいと思います。あまり費用をかけずに、さっさとこの世から去りたいと思っています。

尚、エンディングノートは、70歳までには書きたいと思っています。

一番大切なこと　「楽しく生きる」

このように、最後の崖は、険しく、そして長いことがわかりますが、これらの一番の対策は、私は、健康寿命を延ばすことだと思います。

健康寿命が延びれば、結果的に、夫婦で生活できる期間も長くなり、介護期間も短くなり、認知症も発症する可能性が減ると思うからです。

健康寿命を延ばすためには、食生活、運動、睡眠等を適切にとることが必要と言われていますが、私は、それらに加えて、50歳以降を楽しく充実した生活を送ることも条件として挙げたいと思います。

それは、楽しい人生だと思えば、たとえ一人になっても、険しくて、長い「孤独という崖」に耐えられると思うからです。

いかがでしょうか？私なりに考えてみました。皆様、それぞれで状況がことなりますので、一概に答えはないと思いますが、一度、最後に崖についてお考えになってはいかがでしょうか？

すると、今の生き方に、なにかしらの「気づき」を教えてくれるように思います。

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