50代になると,老後に向けた不安が大きくなってくるのではないでしょうか?
実際,PRITIMESの「老後の不安に関する意識調査」の結果を以下に示しますが,老後の不安は,健康・ケガ,経済的な負担,介護の順になっており,経済的な負担は,7割程度の方が不安と回答しています。
不安内容 | 回答率(%) |
病気やケガなどの健康不安 | 77.1 |
経済的な負担に関する不安 | 71.6 |
介護に関する不安 | 48.4 |
自然災害で逃げ遅れる不安 | 25.5 |
やはり,老後資金が非常に不安ですよね。
では,その不安をどうやって解消すればいいかについて,今回は,考えてみたいと思います。
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解消方法は?
私は,一番大切なことは,資金計画を立てることだと思います。
資金計画を立てるには,以下のことを見える化する必要があります。
収入の見える化
どれくらいの収入が得られるかを見える化することが第一歩です。
ほとんどの方の収入は,公的年金になると思いますので,年金定期便や年金ネットを活用して,年金額を把握する必要があります。
また,企業年金がある方は,いくらぐらいの額がもらえるかをしっかりと会社に確認する必要があります。企業年金は,貰い忘れする方が多いようですので,ご注意願います。
さらに,各自の金融資産も,併せて,把握する必要があります。
支出の見える化
次に,支出の見える化です。
日々の生活費は,家計簿で管理なさっている方だと,毎月どの程度必要かわかるでしょう。もし,家計簿をつけてない方は,数か月程度,家計の管理をしてみると,どの程度の金額がかかっているか把握できると思います。
その他,教育費,結婚資金援助,住宅ローン,リフォーム費用,車など,必要と思われる支出の予想額を算出します。
解決策を考える
収入と支出が,把握できたら,必要な資金をどのように確保するかを考えるといいと思います。
方法は,収入を増やすか,支出を減らす,運用するかだと思います。
70歳まで働くことで収入を得たり,投資信託で運用益を上げたりといろいろと方法は考えられると思いますが,私は,支出を減らすことを主眼に考えました。
理由は,一番,確実性が高いからです。
その結果,なんとか,老後生活を営める計画ができました。
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大切なことは「楽観主義」であること
老後生活は,20年から30年近くあります。
計画通りいかないことも,当然,発生すると思います。
特に,病気にかかわる支出は,簡単には見積もれません。例えば,認知症。認知症になると一人あたり目安として,500万円もかかると言われていますので,心配です。
正直,不安が大きいと思います。
それに対する対処は,「楽観主義」になることのようです。
これは,FPの黒田尚子さんの書かれた雑誌PRESIDENTの記事「どうすれば,老後資金の悩みが消えるか」で,紹介されており,「将来何がどうなるかわからないけれども,とにかく今のうちにできることはやっておこう。その後はなるようにしかならないから,のんびりいこう」と腹を括ることを勧めていました。
私は,この考え方に賛成です。
結局,いろいろと心配しても,きりがないと思います。
もし,想定外のことが起きたとしても,起きたときに考えれば,いいのではないでしょうか?
自分のできることをやれる範囲でやったら,あとは,たった一度きりの人生を精一杯楽しむという姿勢が,老後資金の不安の解消で,一番重要なことだと思います。
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