皆様,こんにちは!
今日も,暑い日ですね。折角の土曜日ですから,外へ出かける方も多いと思いますが,くれぐれも熱中症にはお気をつけください。
さて,今回からはガンセンターでの出来事を皆様に,お話します。
ガンセンターへ向かう
4月1日午前8時頃に,妻と娘は,ガンセンターに診察に向かいました。ガンセンターまでは,電車とバスで,30分程度かかりますが,比較的近い場所でしたので,ガンセンターでよかったなと思いました。
はじめての受診となりますので,二人とも,緊張した表情でしたので,私は,「たぶん,今日はこれからの治療方針を検討するために,必要な検査等の説明があると思うよ。」と伝えて,笑顔で送り出しました。
その時,私は,卵巣がんが転移していないかを調べるPET検査を行い,これまでの検査結果とPET検査から,今後の治療方針が決定され,すぐに治療が開始されると思っていました。ですから,遅くとも,4月の第2週目あるいは3週目には,手術あるいは,抗がん剤治療が行われると思っていました。そこで,腹水と胸水で苦しんいる妻には,「すぐに治療が始まるから,もう暫くの辛抱だよ。治療が始まると楽になるから」と励ましていました。
原発はどこ?
15時過ぎに,妻と娘は帰宅しました。
すぐに,診断内容について確認しました。
娘から説明がありました。診断は,ガンセンターの婦人科部長が行い,まず,「S大学病院で,卵巣がんⅢcの告知を家族で受けたようですね。それだけを聞かれましたか?」と質問を受け,「そうです。」と妻が解答したのちに。「実は,T大学病院では,卵巣がんは他の部位から転移さえた疑いがあると報告しているけど,これは,聞きましたか?」と問われ,妻は。「いいえ」と答えました。すると,婦人科部長が。「まず,原発を調べる必要があります。そのために,検査をいろいろとしますので。」と話され,検査の日程調整が行われたとのことでした。
具体的な検査は,血液検査,レントゲン検査,造影CT,造影MRI,PET-CT,胃カメラ検査,大腸内視鏡検査の7つの検査で,4月第一週にPETーCTまでを行い,4月の第3週に胃カメラと大腸内視鏡を行うというスケジュールになり,それらの結果を踏まえて,診察を行うことになりました。
娘からの報告を聞き,治療はいつから,はじまるのだろうかと不安を感じました。すでに,妻のお腹は,腹水で膨らみ,胃を圧迫しているため,食事もほとんど取れない状況で,胸水もあるため,浅い呼吸しかできなく,一日中,ベッドに横たわっている妻が,そのような検査に耐えきるのか?不安でしかたがありませんでした。
そこまでして,原発を探ることは,大切なかを疑ってしまいました。
確かに,妻は乳がんを罹患した経験があるため,乳がんからの転移について調査する必要があるとは思いましたが,その当時は,ガンの知識がないため,原発の重要性は,認識しておりませんでした。
現在は,がんについての知識も深まり,原発により治療内容が異なることも理解していますので,原発調査の検査の必要性は十分に理解しておりますが,4月の時には,どこまで,妻を苦しめるにかという怒りと検査を受けざる得ないというあきらめで,心は一杯でした。
妻は,何も,言わずに黙って,ベットに横になりながら,娘の報告を聞いていました。
妻が,一番,つらかったと思います。
つづきは,次回に!
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