皆様,こんにちは!
お昼ごろ,散歩していましたら,近くの小学校から多くの子供連れの正装した夫婦とすれ違いました。皆さん,お疲れ気味でしたが,笑顔で,子供さんたちと話していました。「そうか,今日は,小学校の入学式か」と思い,ふと,25年前の息子の入学式のことを思い出し,懐かしい気持ちになりました。そして,子供さんと御父兄の方々を見て,元気をもらったような気分になり,自然と笑顔になりました。いいですね,希望に満ち溢れている子供たちを見るのは!
さて,本日は,妻が罹患した卵巣がんの5年生存率の推移を,私なりに分析してみましたので,記事にしました。
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たった5年で10%以上の生存率アップしている!
今朝,小雨の中,妻は,月一度の血液検査に出かけました。手足に痺れが少し残っていますので,ゆっくりと歩きながら,病院にひとりで向かいました。
妻の診断結果を気にしながら,ふと,卵巣がんの5年生存率は,数年経つと,どうのように変化するのかが気になり,早速,調べてみました。
信頼できるデータは,国立ガン研究センターの「院内がん登録生存率結果閲覧システム」の2009年10年生存率と2014年5年生存率ですので,この2つのデータから,5年生存率を比較することにしました。
尚,卵巣がんⅢ期とⅣ期の比較です。
まず,Ⅲ期です。
2009年5年生存率(%) | 2014年5年生存率(%) | 差(%) | |
40代未満手術有 | 70.8 | 64.4 | -6.4 |
40代手術有 | 54.8 | 61.6 | 6.8 |
50代手術有 | 47.4 | 51.5 | 4.1 |
50代手術無 | 33 | 18.4 | -14.6 |
60代手術有 | 43.1 | 52.6 | 9.5 |
60代手術無 | 14 | 26.4 | 12.4 |
70代手術有 | 39.5 | 47 | 7.5 |
70代手術無 | 13.5 | 15.9 | 2.4 |
80代以上手術無 | 14.9 | 6.5 | -8.4 |
次に,Ⅳ期です。
2009年5年生存率(%) | 2014年5年生存率(%) | 差(%) | |
40代手術有 | 35.2 | 38.4 | 3.2 |
40代手術無 | 23.7 | 22.5 | -1.2 |
50代手術有 | 32.9 | 44.9 | 12 |
50代手術無 | 7.8 | 15.5 | 7.7 |
60代手術有 | 34.9 | 38.1 | 3.2 |
60代手術無 | 20.8 | 10.7 | -10.1 |
70代手術有 | 27 | 39.8 | 12.8 |
70代手術無 | 7.5 | 14.3 | 6.8 |
80代以上手術無 | 0 | 1 | 1 |
いかがでしょうか?
Ⅲ期,Ⅳ期ともに,2014年の方が,5年生存率が低下しているケースも2,3ありますが,概ね,3%~12%程度,上昇していることがわかります。
ちなみに私の妻の場合は,Ⅲ期,60代,手術有ですので,9.5%上昇しています。結構,上がっていました。
これからも,5年で生存率は,たった5年でかなり上昇していることがわかります。しかも,現在は,ゼジューラに代表されるPARP阻害薬も登場しています。2014年と比較しても,それなりの上昇が見込まれると思います。
たかが数字ですが,明るくなりました。
そして,医療技術の進歩を感じるデータでした。
つづきは,次回へ!
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