皆様は、TOPIXが刷新されることを御存じでしょうか?この報道は、1月28日の日経新聞の19面に、「TOPIX質を向上」というタイトルで記載されていました。
19面での掲載すので、多くの方が、目にしてないのではと思い、今回、取り上げることにしました。
皆様は、ご存じだと思いますが、念のため、TOPIXは、東証一部の全銘柄を対象として加重平均した指数であり、日経225は東証一部の銘柄のうち225銘柄を選定した修正平均株価です。双方、日本を代表する株価指数であり、多くのファンドのベンチマークになっております。
したがって、TOPIXの改革は、IDECO、NISA、積み立てNISAを運用なさっている方々に影響を与えると考え、今回、記事にしました。
ただし、あくまでも、私の個人的な見解ですので、投資に関しては、皆様の自己責任で対応して頂きたいです。
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TOPIX改革とは
改革の概要
現在、TOPIXは、東証一部の全銘柄が組み込まれていますが、一定の基準に満たない銘柄をTOPIXから除外し、TOPIXの質を担保することを狙いとする改革です。具体的には、一定の基準を「流通株式時価総額が100億円未満」としています。
この改革の背景には、株価指数に連動するパッシブ運用が世界的に広がる中、投資対象としての魅力を高めるのが狙いのようです。
スケジュールと目論見
スケジュールは以下の通りです。
・25年1月末より、完全除外
東証の目論見では、およそ東証一部の3割にあたる600社が除外される可能性があると見ています。
TOPIXと日建225のどちらを選択するか?
私は、現在、IDECOに加入しておりますが、以前は、TOPIXをベンチマークとするインデクス投資を行っておりましたが、最近、日経225をベンチマークとするインデックス投資を変えました。理由は、後程説明します。
今回の改革報道を伺い、私なりに検討しましたが、現状のTOPIXのリターン、リスク、シャープレシオが大きく変わることがないと考えております。
したがって、日経225をベンチマークとするインデックス投資を続ける予定にしてます。
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現在、日経225を選択する理由
現状の状況を確認するためにTOPIXと日経225を下表で比較してみました。尚、私の運用しているIDECOのパッシブ商品の商品運用実績の値をもとにしております。
TOPIX | 日経225 | |
リターン | 9.3% (1月29日) | 21.11% (1月29日) |
リスク | 4.11 (2月12日) | 4.64% (2月12日) |
シャープレシオ | 0.09 (2月12日) | 0.12 (2月12日) |
日経225の方は、TOPIXと比較して、リスクの面では若干見劣りしますが、リターンが非常に高いことがわかります。また、シャープレシオも高いことから、日経225を選択しました。
予想する状況
私は、2025年TOPIX改革後も、TOPIXのリターン、リスク、シャープレシオはそれほど大きな変化はないと見ています。
理由は、東証一部の時価総額は、2019年12月末時点で、648兆円あります。また、東証一部に属している企業の時価総額の中央値は、457億円です。仮に、600社が除外になったとして、この600社の時価総額は、多く見積もって、457億円と600社かけた値、27兆4200億円です。
これは、東証一部全体の時価総額から見て、4.2%程度です。この数字から見て、あまり影響がないと判断しました。
今後の対応
上記のように、大きな変化はないと判断していますが、注意深く、状況をみていきたいと考えています。
幸い、2020年10月より2025年まで、徐々に、ウエイトを低くしていきますので、十分に検証する期間があります。この間に、多く変化するようであれば、TOPIXをベンチマークとするインデックス投資の購入を検討していきたいと考えています。
まとめ
あくまでも、私の個人的な見解ですので、投資に関しては、皆様の自己責任で対応して頂きたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。よろしければ、ポチッお願いします。励みになります。
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