早期退職に悩んでいる方が多いのではないでしょうか?家庭のこと、家のローン等など、考えることがいろいろと多いと思います。
今回は、「悩みを解決するために考える」ことについて記載したある資料を目にしましたので、紹介します。それは、雑誌「THE21」で、「「考えすぎて動けない」の科学的な解決方法」の記事です。明治大学教授の堀田秀吾さんが記述した記事です。
記事を読みましたが、多くの事例から「考える」ことを分析し、説明してますが、今回は、2つの事例を紹介することで、現在、早期退職をするかどうかで悩んでいる方の参考にして頂ければと思います。
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2つの事例
・どんな決断をするかより「決断すること」が大切
詳細な内容
時間をかけてする選択が正しいとは限らない
ラドバウド大学で以下のような実験をしました。
・1台だけ、お買い得な「あたり」の車両を準備
・参加者を「よく考えて選択するグループ」と「選ぶための時間が少ないグループ」に分け、12のカテゴリーの情報を説明し、1台選択する
・「よく考えて選択するグループ」は、「あたり」の車両を選択したのは25%以下
・「選ぶための時間が少ないグループ」は、「あたり」の車両を選択したのは60%
この実験から、情報が多い状態では、考える時間が多くあれば正しい判断をするとは限らないことを示しています。
どんな決断をするより「決断すること」が大事
シカゴ大学で以下のような実験をしました。
・閲覧者に、「今決めかねていることを」を書き込む
・画面上のコインを投げ、表がでたら「実行」、裏がでたら「実行しない」というメッセージを表示する
・書き込んだ悩みで一番多いのは、「今の仕事をやめるべきかどうか?」であった
・結果、63%もの人がコイン投げの結果に従って行動した
・半年後の調査で、悩みの解決に向かって何かしらの行動を起こした人は、幸福度が高いことがわかった
この結果から、幸福度に影響を与えるのは、「どちらの決断をするか」でなく、どちらであっても「決断する」ことであることを示しています。
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堀田教授が伝えたいこと
堀田教授が今回、伝えたかったことは、以下の3点です、
私なりの考え
皆様、いかがだったでしょうか?私は、どちらかというと「考えすぎるタイプ」で、いろんなことを「引きずるタイプ」です。「病気のため早期退職」したことを、いまだ引きずっています。
しかし、早期退職したことで、在職中の自分より、はるかにいろいろなことを学びましたし、経験もしました。たとえば、「ブログを書く」、「FP資格を取得し、年金を理解する」、「生活費の削減」、「確定申告をする」、「就職活動でその厳しさを知る」、「病気治療」といった具合に、たぶん、会社にいたら、知らないことですし、経験しなかったことだと思います。
このように考えると、「新しい環境で、懸命に生きる」ことの大切さを、感じています。また、いずれ、早期退職を引きずらなくなる日も近いのではと思います。
最後に、今回の記事を読んで、考えることに制限をつける、例えば考える時間を決める、あるいは、考える項目を絞るといった具合に行い、「決断」を恐れずに行うことが肝要だと思いました。
皆様の悩み解決の1つの参考にして頂ければと思います。
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