最近、東洋経済の記事、「早期退職を機に「没落する人・幸せを掴む人」の差」を読みました。内容は、早期退職後、転職して失敗した方と成功した方の2例を挙げ、失敗リスクを減らす「10のチュックポイント」を紹介しています。
結構、面白かったのですが、その「10のチェックポイント」を見て、転職を前提とした早期退職のチェックポイントであることに気づきました。
やはり、一般的に、早期退職=転職となるのでしょうね。しかし、最近では、早期退職をなさる方の中で、50代になると、「セミリタイア」を目指す方が多くいらっしゃると思います。
そこで、セミリタイアを目指す方の早期退職のチェックポイントについても作成するべきと思い、今回、検討してみました。
「転職を目指す方」「セミリタイアを目指す方」のそれぞれのチェックポイントを見て、早期退職の判断をしていただければと思います。
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早期退職のチェックポイント
セミリタイアを目指す方
私が検討したセミリタイアを目指す方の早期退職のチェックリストを記載します。
<8のチェックポイント>
2.いまの金融資産はどのくらいあり、残りの人生でどれくらいの資産が必要か?
3.2で、必要な資産を賄う手段を具体的に考えているか?
4.会社以外に社会とのつながりはなにか持っているか?
5.社会保障、税金、年金といったお金の知識を持っているか?
6.退職およびセミリタイアについて、家族のコンセンサスを得られているか?
7.自由な時間を何に使うかの具体的な計画を持っているか?
8.セミリタイアを断念した場合に備えて、スキル・経験は、転職市場で重宝されるか?
転職を目指す方
次ぎに、東洋経済の記事に掲載されていたチェックポイントを、転職を目指す方向けとしてご紹介いたします。
<10のチェックポイント>
2.転職(あるいは独立起業)してやりたい仕事はあるか?
3.転職することはできるか、転職先の当てはあるか?
4.転職先に将来性はあるか?
5.自分のスキル・経験は転職先で通用するか、転職市場で重宝されるか?
6.何歳でリタイアしたいか、リタイア後はどう生活したいか?
7.いま金融資産(借入金除き)がどれくらいあり、残りの人生でどれくらいの資金が必要か?
8.現在の勤務先で今後どれくらいの収入を得られるか?6の必要資金を賄えるか?
9.転職先で今後、どれくらいの収入を得られるか?6の執拗資金を賄えるか?
10.会社にとどまる、あるいは転職することについて、家族のコンセンサスを得られているか?
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チェックポイントの説明
この2つのチェックポイントを使って、早期退職をするかを検討していただけたらと思います。
セミリタイアを目指す方のチェックポイントと転職を目指す方のチェックポイントを見て、大きく異なる点は、退職後の人生を「仕事以外の自分のやりたいこと」を中心にした生活にするのか、「仕事」を中心にした生活にするのかの違いです。
そのため、セミリタイアを目指す方のチェックリストには、4,5,7といった会社に頼らずに、個人一人で社会生活を送るために必要な項目を追加しました。
結構、仕事をどのように人生の中で位置づけるかで、大きく人生はかわりますので、チェックポイントも、全然違ったものになると思います。
さて、私は、病気による早期退職でしたので、全く計画性のない退職でした。仕方のないことだと認識しています。しかし、振り返ってみて、もし、このチェックリストがあったとしたら、今とは違った退職ができたと思います。
例えば、私は、退職当初は、転職を目指していましたが、半年後にセミリタイアに切り替えました。もし、チェックポイントがあったとしたら、最初からセミリタイアを目指していたかもしれません。そうすると、約半年間の不毛な転職活動をしなくてよかったと思います。また、早期退職後の生活においても、自由に使う時間を如何に楽しむかに焦点を当てて、いろいろな挑戦をしていたと思います。
このように、選択を間違えないためにも、また、退職後の生活のためにも、チェックポイントのように、全体を俯瞰できるツールは必要だと思います。
今回の記事は、そんなツールになってもらえたら、ありがたいです。
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