厚生労働省から、2019年の国民生活基礎調査が発表されました。その調査によると、65歳以上の世帯構成は、以下のようになります。
ご覧のように、一人暮らしの世帯が、夫婦のみの世帯より多くなり、約半数を占める結果になりました。
一人暮らしの世帯の男女比で見てみますと、
女性 65%
になっております。
このように、65歳以上になると、一人暮らしとなる方が多くなりますが、男性の皆様にとっては、結構、これが、問題となるケースが多いようです。
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妻への依存度が高い男性
niftyニュースの「何でも調査団」で、「定年(60歳以降の生活)についてのアンケート・ランキング」の記事があります。定年退職後の生きがいについて、アンケートしたものですが、これに面白い結果がありましたので紹介します。
まず、定年後の生きがいについてのアンケートです。
項目 | 男性(%) | 女性(%) |
健康を維持すること | 55 | 52 |
パートナーの存在 | 44 | 21 |
旅行 | 37 | 40 |
趣味や習い事 | 32 | 35 |
一人気ままに自由を楽しむこと | 29 | 38 |
子供や孫との交流 | 31 | 24 |
男性の「パートナーの存在」と回答している数が、女性の回答より2倍以上多いことに気づかれると思います。
次に、定年後は誰とつながっていると良いと思うかのアンケート結果です。
項目 | 男性(%) | 女性(%) |
パートナー | 68 | 50 |
趣味のあう人、仲間 | 49 | 73 |
子供、孫 | 50 | 55 |
学生時代の友人、仲間 | 29 | 41 |
ご近所の人 | 29 | 30 |
親戚 | 19 | 21 |
男性はパートナーと回答している方が非常に多くいらしゃいますが、女性は、パートナーより趣味の合う人、仲間を選択している方の方が多いことがわかります。
これらの結果より、男性は、パートナーにかなり依存していることがわかると思います。約半数の方が、生きがいを「パートナーの存在」と回答していることからも、その依存度はかなりのものと推測できます。
それに比べて、女性は、パートナーにそれほど異存しないようですね。女性は、男性より精神的にしっかりしていることがわかります。
男性は、年齢を重ねるに従って、次第に、寂しくなっていくようですね。
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「男性のおひとり様」問題は深刻?
私自身も、家事等、いろいろな事で妻に依存しており、妻のいない生活は、想像したこともありませんでしたので、ある程度、納得のいくアンケート結果だと思いました。私も、生きがいを「パートナーの存在」としたでしょう。
この様に、おひとり様になる可能性を示されると、今から、何か準備しなければならないと思いましたが、一番の課題は、「孤独」に慣れることだと思いました。
もし、妻がいなければ、私は、日々、だれとも話をせずに生活することになるからです。
ネットの記事「孤独死だけではない「男性のおひとり様」問題がますます深刻化するワケ」でも、男性が一人になった場合、「男性は家族ではない他人に助けを求めるのが不得手なため、家族がいないと孤立してしまいがちです。この場合に起きる問題は孤独死だけではなく、けがや病気で生活を維持できなくなっているのにサポートが得られないという事態もあり得ます。」といった問題点を指摘してます。どうも、長い間仕事一筋に生きてきた男性は、会社外での人間関係を築くことが苦手な傾向にあるようです。
でも、ひょっとしたら、AI技術が進化し、家事用ロボットが出現して、日々の会話までもしてくれて、案外、孤独を楽しんでいるかもしれないと勝手な想像をしてしまいそうですが、現状では、どうなるかわかりません。
いずれにしろ、おひとり様生活になることも想定し、おひとり様でも楽しく生きるための準備をそろそろ始めたいと思いますが、どこから手をつければいいのか、わからない状況です。
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