梅雨も明け、厳しい酷暑となりました。
一方、オリンピックは、直前まで、小山田氏の問題で、混乱しております。今回の件で、23日に開催される開会式の演出にかなり注目が集まるのでは、ないでしょうか?いずれにしろ、参加するアスリートのための大会であってほしいと思います。
さて、今回は、平成9年度に、内閣府が実施した60歳以上の企業の退職経験者の意識調査のデータをもとに、退職経験者からの定年退職を迎える人へのアドバイスについて、報告したいと思います。皆様の参考にしていただければと思います。
尚、平成9年度以降、この調査は実施しておらず、また、質問内容からして、現在でもそれほど回答は変化しないと思いますので、古い調査結果でしたが、掲載することにしました。
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調査結果
質問は、「これから定年退職を迎える人に対して、先輩としてアドバイスをするとしたら、どの点を強調されますか」です。これを、すでに退職なさった方4104名の方にアンケートを行い、1256名の方から回答が得られました。
回答内容 | 回答率(%) |
貯蓄・住宅など、経済的基盤をつくっておく | 63.9 |
生涯楽しめる趣味をもつ | 21.8 |
定年退職後もいかせる専門技術や資格を身につける | 6.8 |
職場以外の仲間を作っておく | 1.8 |
地域で行われている講座やサークル活動などに参加して交流を深める | 1.1 |
中高年向けの人生設計講座や定年前準備講座を受ける | 0.9 |
料理、選択などの基本的な家事の技術の習得に努める | 0.6 |
結果は、上記のように、「しっかりとした経済的基盤づくり」が、ダントツのトップ、そして、「趣味をもつ」ことが2番目となりました。
退職するとやはり、現役世代と違って、毎月の収入額がかなりダウンしますので、経済面の心配が大きいのでしょう。
また、仕事をしないとなると、有り余る自由な時間を、いかに過ごすかに苦心なさっているのでしょう。
いずれにしろ、これらのアドバイスについては、それなりに納得できるものでした。
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山吉からのアドバイス
それでは、これから退職なさる方々への私からのアドバイスをご紹介します。
老後資金計画の策定
先程の調査結果では、「しっかりとした経済的基盤づくり」とありましたが、私は、基盤をつくったうえで、老後資金計画を策定することをお勧めします。
そのためには、年金額、医療費、介護費といろいろと調べることがあります。また、一体、どれくらいの生活費がかかるのかを把握する必要もあります。
私の場合、1年かけて、自分なりの老後資金計画を作成しました。
かなり厳しく生活費を切り詰ることが必要となりましたが、安心感が得られました。
夢をもつ
先程の調査結果では、「趣味をもつ」とありましたが、私は、単に「趣味をもつ」のではなく、「夢をもつ」ことをお勧めします。
これから、20年、30年、自由な時間があります。その時間を有効に使うためにも、目標となる夢をもつべきだと思います。
その夢は、1年や2年で達成できるものでなく、なるべく時間をかけて達成する夢がいいと思います。
また、当然、一つだけでなく、多数あっても構わないと思います。それだけ、自由な時間がありますので。
私の場合は、金婚式に、家族全員で旅行に行きたいと思っています。この旅行を、私の人生の証にしたいと思っています。
この夢以外にも、もう一つ夢を作りたいと思っていますが、現在、思案中です。
家族との絆を大事にする
先程の調査結果には、ありませんでしたが、私は、「家族との絆を大事にする」ことをアドバイスしたいと思います。
退職すると仲間が、ほとんど、いなくなります。
確かに、趣味の仲間のように職場以外の仲間を作ることもいいでしょうが、家族の絆の深さと比べるとやはり浅い付き合いになると思います。
老後、病気になった時、介護を受ける立場になった時のことを考えると、たよりになるのは、結局、家族です。
妻、子供、両親、孫。兄弟、すべての家族との絆を深めるべきと思います。
最後に
私なりのアドバイスを記載しましたが、書きながら感じたことは、「これから、30年、40年を行き抜くのは、結構、大変だ」ということです。だからこそ、「充実したもの」にしていきたいですよね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。よろしければ、ポチッお願いします。今後の励みになります。
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