早期退職して,2年ほど経ちました。
既に,曜日の感覚がなくなり,毎日が日曜日の状況ですが,ふと,会社員時代に,日曜日にブルーな気持ちになったことを思い出します。
この日曜日にブルーな気持ちになることを,サザエさん症候群と呼ぶようです。
そこで,今回,アーリーリタイアの日々の中で,このサザエさん症候群がどのように変化したかについて,記したいと思います。
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サザエさん症候群とは
サザエさん症候群とは,Wikipediaによると,「日曜日の夕方から深夜,「翌日からまた通学や仕事をしなければならない」という現実に直面して癒鬱になること。」を意味しています。
ネット記事 「「サザエさん症候群」は悩みを的確に表したすごい言葉だった」の記事では,ヤフーの検索データをつかって,日曜日の時間帯ごとの動きを調べています。
すると,下図のように「幸せとは」「つらい時の乗り越え方」といったワードの検索が,18時から19時にかけて大きく上がっていることがわかります。
(出典 「サザエさん症候群」は悩みを的確に表したすごい言葉だった)
このように,サザエさんの放送時間帯に,多くの方が,月曜日からの仕事を思って,癒鬱な気持ちになることがわかります。
サザエさん症候群は,悩みだす時間帯まで的確に表現した言葉だということですね。
実際,私も,大阪に単身赴任をしている時,日曜日夕方,自宅から大阪のアパートまで戻る時間帯が,まさに,18時台で,明日からの仕事を考えるとつらくなり,自宅に戻りたくなったことがよくありました。
単身赴任など,家族から離れていると余計に,強くストレスとして感じるのかもしれません。
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アーリーリタイアではどんな心境か?
アーリーリタイアになると,毎日が日曜日です。
当然,サザエさん症候群はありません。
しかし,会社員時代では味わったことのない,喪失感に襲われます。
それは,会社に行くといつものように行われたことの喪失感です。
毎朝の通勤電車
出勤時の同僚への「おはよう」という挨拶
上司や同僚との朝のミーティング
同僚と会話しながらの昼食
コーヒーを飲みながらの休憩時間
上司との仕事上の会話
仕事がうまくいったときの達成感
仕事が失敗したときの同僚の励まし
仕事終わりに同僚との一杯
毎月頂ける給与
といった会社生活のすべてが,懐かしく思えます。
当然,上司に注意されたことも,いまとなれば,いい思い出です。
これらを喪失してしまったことへの寂しさを感じてしまいます。
退職前は,会社に行くのがブルーになり,退職後は,会社に行かないことで寂しくなるという非常に皮肉な結果ですよね。
会社は一体何なんでしょうかね。
どちらが精神的にきついかは,人,それぞれだと思いますが,私は,退職後の当初は,喪失感の方が,つらく感じました。
しかし,時間とともに,その喪失感もしだいに薄れてきています。
やはり,時間が,解決してくれるようです。
アーリーリタイアを目指している方の参考になれば,ありがたいです。
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