皆様,こんにちは!
抗がん剤投与から6日目になり,だいぶ,妻の状態はよくなり,食事も採れるようになってきました。ただ,手足の痺れはきついようです。もう少しですね。
さて,今回は,再送卵巣がんの最新治療について,情報がありますので,ご紹介します。
スポンサーリンク
2つの期待される薬
私の妻は,卵巣がんⅢcです。現状,ステージⅢ・Ⅳの2年以内での再発率 55%,5年以内の再発率 70%以上と言われており,再発については,非常に気になっております。
再発率について,妻との会話では,意識的に出さないようにしていますが,たぶん,妻も再発については,気にしていると思います。
特に,再発までの期間が6か月以内ですと,抗がん剤抵抗性があるとなり,初回の抗がん剤,TC療法は奏功してないと判断し,単剤が使われ,ガンがなくなる,あるいは小さくなる有効率は,10%以下となり,寛解期間は半年以内となります。非常に厳しい現実があります。
しかし,最近,明るい情報があります。これは,チャンネル「Dr. SHINがん予防クリニック」の「【最新抗がん剤】再発卵巣がんに認可される可能性がある薬2選」で紹介されていました。尚,Dr.SHINは,国立大学医学部卒業で,ガン予防の博士号を取得し,ガン予防エキスパート医師です。また,世界で現在使われている抗がん剤開発に携わっていた方です。
そのチャンネルは,抗がん剤抵抗性への治療薬として,現在臨床試験中ですが有望な2種類の薬を紹介しています。
1つが,「ナビシキズマブ」です。これは,ガンが増大する際に新生血管が必要ですが,この新生血管を妨げることで,ガンを抑制する薬です。アメリカで,過去にTC+Bevの治療を行った再発卵巣がん患者に,このナビシキズマブ+パクリタキセルを投与した臨床試験を行った結果,2022年4月にこの試験結果が報告され,ガンがなくなった,あるいは縮小した有効率が43.2%で,また,Bev治療歴がある患者は,33.3%,Bev治療歴がない感謝は,64.3%とすばらしい結果が発表されました。その上,Ca125が正常値に戻った方は,18.2%,寛解期間 半年という結果となったそうです。有効率10%以下という現状の治療と比べて,かなり効果が高いことがわかります。今後,第3相試験が予定されている状況です。
2つ目が,「ミルベツキシマブ」です。この見るべツキシマブは,葉酸受容体α抗体をもつガン細胞にくっつき,パクリタキセルに似た成分がガン細胞にダメージを与えます。高悪性度漿液性卵巣がん患者106名にこのミルベツキシマブを投与したところ,有効率が32.4%,5名の方がガン腫瘍が消滅,寛解期間中央値も6.9カ月という結果が,2022年4月に発表されました。これも,有効率10%以下という現状の治療と比べて,かなり効果が高いことがわかります。尚,第3相試験まで終了しているそうです。今後の検証で,寛解期間や生存期間の延長が認められれば,アメリカで早い時期に認可される可能性があるようです。
いかがでしたか?
私は,結構,希望がもてました。数年のうちに,今回紹介した薬が認可されるとまた,5年生存率が高くなると思うと,嬉しいです。特に,個人的には,妻が漿液性卵巣がんですので,また,アメリカでの認可も近いと思われる「ミルベツキシマブ」に期待したいと思います。
結局,1日でも長く生きることが,次につながると思います。
つづきは,次回へ!
最後までお読み頂き、ありがとうございました。よろしければ、ポチッお願いします。今後の励みになります。
読者登録もして頂ければと思います。
スポンサーリンク