リストラ要員となって知った415Kmの日本一過酷なレース

ライフ

皆様,こんにちは!

最近,イーロンマスク氏が買収したtwitter社で全従業員の半数にあたる約3700名の人員削減,Facebook運営のメタでも1万1000人の削減と,いままで勝ち組と言われていたIT企業のリストラがニュースに挙がっています。ビジネスも曲がり角になってきたようです。日本は,空前の円安。私は,インフレといった副作用がありますが,個人的には,日本の産業,特に製造業は,国内回帰のチャンスのように思います。円安を活かして,元気な日本になってもらいたいと思います。

さて,本日は,昨夜,NHKBS1で放送されました「激走!日本アルプス大縦断 2022」を拝見して,感じたことを記事にしたいと思います。

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人生のさまざまな思いを背負って走る415Km

皆さん,ウルトラマラソンレースをご存じでしょうか?

このウルトラマラソンレースは,マラソンの42.195Kmを超える走行距離を走るレースです。結構,各地で開催されており,専用のWebもあります。もちろん,世界でも,行われており,NHKBSでグレートレースとして,放映されています。

私は,マラソンが最長距離を走る競技と思っていましたので,ウルトラマラソンレースについては,知りませんでした。

このウルトラマラソンレースを知ったきっかけは,55歳のころ,私は,長年勤めていた会社のリストラ要員の職場に配属となりました。そのリストラ要員に,ある男性がいました。彼は,まだ30歳代でしたが,上司とうまく接することができずに,一言でいうと「睨まれて」,リストラ要員となっていました。

その彼が,私に教えてくれたのが,このウルトラマラソンレースでした。彼は,厳しい職場環境から逃れるために,この過酷なレースに挑戦することを,心の支えにしていました。そして,数か月後,最終的には次の期待される職場に異動できました。彼といろいろと相談するうちに,私も,このウルトラマラソンレースに興味を持ち,NHKの番組を拝聴するようになりました。そして,日本一過酷な山岳レース「トランス・ジャパン・アルプス・レース(TJAR)」と出会いました。このTJARは,走行距離415Km,累積標高差27000m,日本アルプスの稜線上,死亡リスクありという日本一過酷な山岳レースです。50歳以上の7名の方が参加しましたが,完走できたのは,1名という厳しさです。

そのようなレースですが,平均年齢が40歳オーバー,出場者全員がサラリーマン。そして,全員が,いろいろな運命を背負っていました。30代でうつ病になり,出世コースから外れ,閑職に追いやられたことをバネに挑戦している50歳代の銀行員,大腸がんに罹患し,死と向き合った50歳代の男性,妻と離婚し,育児と母親の介護の中で挑戦している消防隊員,ある大手エネルギー企業に勤務して安定した人生が,2011年の東日本大震災を経験し,給与も激減し,周りからも白い目でみられていることを不安に思ったいる40代の男性と。。さまざまな人生を歩んでいる方々が,この過酷なレースに惹かれて,参加しています。

そして,参加者は,このように逃れらえない運命を背負いながらも,アップダウンの非常に厳しい415Kmの道のりを,疲労困憊になりながらも,ただ,ひたすら向かう姿は,心惹かれました。いや,勇気をもらいました。

「人生は,いろいろなゴール,そして行程がある。楽な道もあれば,辛い道もある。でも,ただひたすら,そして楽しみながら,乗り越えていくことが,充実した人生だ。」ということを学んだと思います。

尚,11月19日に,NHKBS1で『新時代!! アルプス大激走171㎞ UTMB2022』が放映されます。ヨーロッパのアルプス171Kmのレースです。ご興味があれば,ご覧になってはいかがでしょうか?

つづきは,次回へ!

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管理人

現在60歳。某電気メーカで30数年間、サラリーマン生活を送り、早期退職したおっさんです。すでに、孫もいます。退職後は、自由きままに、生きておりますが、妻が卵巣がんステージⅢCになりました。妻の闘病記や,日々気が付いたことをブログにしたいとおもいます。

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