更年期障害と聞けば,女性のかかる障害と思っている方が多いと思います。更年期とは,「性ホルモンが減っていく時期」を指します。
一般的に,女性の場合は,「閉経を境にした前後10年間」と,更年期の時期がしっかりと決まっており,程度の差はあれ,女性の場合は,誰でも経験します。
男性の場合は,そのようなことはなく,男性ホルモンは,加齢とともに低下はしていきますが,基本的には,一生出続けるようです。
しかし,男性ホルモンであるテストステロンが,急激に低下することがあります。
その原因は,ストレスによるものです。
しかも,あるネット情報によると,日本人男性の2割以上の方が,生涯において男性更年期障害の症状を感じると考えており,その数は,約1000万に相当すると言われております。
私は,このことを知った時,少し驚きました。男性に更年期障害があるとは思ってもいませんでしたので。
ただ,少し,思い当たることがありましたので,今回,記事にしたいと考えました。
尚,今回の記事は,順天堂大学 堀江教授が執筆なさた雑誌THE21の「社会的要因が強く影響する「男性更年期障害」を克服するには?」に記載されていた内容をもとに,記載しております。
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男性更年期障害のチェックリスト
症状
男性更年期省は,テストステロンの低下で発症しますので,更年期障害の症状はテストステロンの低下により起こる症状となります。
まず,メンタル的には,意欲がわかない,うつ,不安,不眠,イライラ,興味がもてないです。
また,身体的には,関節通,筋肉通,発汗,疲れやすい,肥満,頻尿の症状です。
原因
やはり,精神的な要素が大きく影響しているようです。
特に,定年退職や役職定年をきっかけに発症するケースや,仕事で,「評価されていない」という思いが引き金になるケースが多いようです。
50代の皆様は,注意が必要です。
チェックリスト
② 元気がなくなってきたように感じる
③ 体力もしくは持続力が低下した
④ 身長が低くなった
⑤ 楽しいことが減ったように感じる
⑥ もの悲しい気分になることがある。あるいは怒りっぽい。
⑦ 勃起力が弱くなった。
⑧ 運動能力が低下したように感じる。
⑨ 夕食後にうたた寝をすることがある。
⑩ 最近仕事がうまくいってない。仕事の能力が低下したように感じる
①と⑦に該当するか,3つ以上の項目に該当する場合は,男性更年期障害の疑いがあるようです。
意外と多くの方が,該当するのではないでしょうか?私は,更年期障害のようです。
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男性更年期障害の予防
兆候が現れたら,医療機関に相談することをオススメします。
ここでは,普段の生活の中で,予防,改善できることを紹介します。
スポーツを応援して勝利を喜ぶ
すきな野球,サッカーのチームを応援することで,テストステロンは上昇するようです。
「行きつけの場所」を作る
行きつけの店やバーに行くことで,「縄張り」の中での承認される喜びがいい影響を与えるようです。
趣味をもつ
趣味をもつころで,充実感が格段に上がるようです。
ブログやSNSで発信する
文章をつづることで,心が解放されるようです。
身体を動かす
筋肉に刺激を与えることで,テストステロンが分泌されるようです。
同窓会に参加する
学生時代の友人と接することで,当時の思い出がよみがえり,テストステロンが上昇するようです。
山吉じいさんの経験
実は,私は,57歳で会社を退社しましたが,56歳頃から,心身が不調となりました。
当時,会社での任される仕事も,大きく変化し,正直,窓際の仕事となりました。
いままでは,会社中心の生活をしていましたので,何を目標にすればいいのかわからなくなってしました。
すると,仕事に対する「イライラ感」,今後の自分に対する「不安」が募っていき,ついには,心身不調となり,長期休暇をせざる得ない状況となりました。そして,最終的には,退職に追い込まれました。
今,思うと,私は男性更年期障害だったと思います。
このように,男性更年期障害は,会社人間の方々が,役職定年など,仕事上の大きな変化が引き金で,発症するケースが多いと思います。
いまから思えば,50代前半で,趣味を持って,仕事以外のことに,いろいろとトライしていれば,心身不調もなく,違った人生を歩めたのではないかと思います。
少なくとも,現在の状況より人生の選択肢がひろがったのではないかと思います。
50代の皆様,男性更年期障害には,気をつけましょう。
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