唐突な質問で、申し訳ございませんが、もし、1億円以上の資産があった場合、どうなさいますか?
現在、本ブログは、にほんブログ村の50代セミリタイア生活ランキングに参加していますので、読者の方は、セミリタイアあるいは完全リタイアを目指している方だと思いますので、迷わず、完全リタイアを選択なさると思います。
しかし、億資産ありながらも、FIREを目指さない方の紹介が、楽天証券のWebの「トウシル」で、「資産億越えでも、私がFIREしなり理由」に記事として掲載されていました。
この記事では、億資産あってもFIREしない方として2名の方を紹介しており、一人の方が株式投資、不動産投資、FX等と幅広い投資を行い、資産が2億円を超え、現在、中堅企業で働いているサラリーマンの方。もう一人が、中国株で1億円の資産を築き、現在も一般企業に勤務するサラリーマンの方です。
サラリーマンとして働きながら、億資産を構築なさった、すごい方々です。
スポンサーリンク
億資産あってもFIREしない理由
このお二人に、どうして、FIREしないかについてインタビューしたところ、以下の3つの点が理由として、挙げられました。
過去に投資で大失敗した経験がある
2人とも、リーマンショックを経験しており、その際に、保有株の急落により、大きな損出を経験したようです。
その際、株価が暴落し、資産が激減しても、職場があり、月末には安定した給与が振り込まれるという事実で、心を落ち着かせたようです。もし、安定した給与がない場合は、かなり慌て、損切りしてしまい、結果的に大きな損失になってしまうと思います。
やはり、「安定的に稼ぐ」ことは、投資と同様に重要なファクターのようです。
子供の教育費
幼稚園から大学まで、国公立で1000万、私立では2300万の教育資金がかかる中、子供が独り立ちするまでは、資金不足で子供に進学をあきらめさせたくないという親心があり、FIREには踏み出せないようです。
私も、子供がいましたので、この気持ちはよくわかります。
子供の教育費は、家計に重くのしかかりますので、私も、子供が独り立ちした時には、ようやく解放された気分になりました。
年金支給開始年齢
現在、年金支給開始年齢は、65歳ですが、いずれ、70歳になることが予想されるため、FIREを行った時の資金計画と事情が異なる可能性があり、老後に資金不足に陥る可能性があります。
この理由は、私も懸念していることです。現在の私の資金計画は、65歳から年金支給開始を予定していますので、年金支給開始年連が遅れると、資金計画が成り立たなくなります。
しかし、年金改正は、自分で決められることでないので、リスクとして意識する必要があることだと思っています。
スポンサーリンク
FIREはリスクと隣り合わせだが、50代は選択しやすい?
2人のFIREできない理由を目にして、FIREは、手元にある金融資産の大きさが非常に大切かもしれませんが、それ以外にも、いろいろなリスクを伴うものだということがわかりました。
しかも、一度、FIREした方がうまくいかず、数年後、また、サラリーマンで働くことは、可能ですが、希望の業種につけるか、収入は満足する額になるか、非常に疑問です。たぶん、FIRE以前の時の就労条件より、悪い条件になると思います。稼ぐ力が、衰えるからです。
このように、リスクの多いFIREですが、意外と50代の方は、選択しやすいのではないでしょうか?
理由は以下の通りです。
・投資に失敗した経験から、無理な投資をせず、債券や預貯金といった安定資産への投資比率を高められる、
・子供が、そろそろ独り立ちする年齢である。独り立ちしてない場合でも、ある程度、必要な教育費は把握できる。
・年金受給開始年齢の引き上げリスクも、他の世代(40代等)より低い。
・完全リタイアが、うまくいかない場合でも、アルバイト等で、なんとか生活できる。
しかも、50代後半になればなるほど、これらのリスクは、更に、小さくなります。
しかし、50代後半にFIREでは、遅すぎるのかもしれませんね。定年とあまりかわりませんので、FIREでなく、単なる「早期定年退職」ですね。
結局、「FIREはリスクと隣り合わせ。しかし、そのリスクは、年齢を重ねるごとに小さくなる。リスクをどの程度まで許容できるかで、FIREできる年齢が決まる。」ということのようですね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。よろしければ、ポチッお願いします。今後の励みになります。
読者登録もして頂ければと思います。
スポンサーリンク