皆様、唐突ですが、人生に満足していますか?
50代になると、仕事は役職定年といった区切りを迎えますし、子供も独り立ちの時期を迎え、第2の人生を迎える世代ですから、いままでの人生に対して、ある程度、満足感を持たれている方が多いと思っていました。
しかし、雑誌Presidentの記事で、「人生に満足」している方を世代別に調査したところ、50代の方で満足している方が38.2%と、30代、40代に比べて、かなり低いことがわかりました。
年代 | 人生に満足(%) | 人生に不満足(%) |
30代 | 64.2 | 35.8 |
40代 | 54.8 | 45.2 |
50代 | 38.2 | 61.8 |
ご覧の通り、年を追うごとに、満足度はダウンしていることがわかります。
この数字を見て、私も、50代を振り返り、人生に満足したかを自分なりに問いてみましたが、私も、素直に「人生に満足」という気持ちには、なれませんでした。
そこで、今回は、どうして、50代の方は、「人生に満足」を得られないかについて、考えてみましたので、ご報告いたします。
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「人生に満足」できない理由
仕事へのモチベーション低下
40代までは、会社からも期待され、出世や昇給の夢をもてましたが、50代以降は、役職定年、定年退職、再雇用といった具合に、給与はかなり落ち、出世も望めない状況になります。当然、モチベーションがかなり落ちることになると思います。
私の場合は、早期退職後、再就職先がなかなか見つからず、仕事に対する熱意が、やはり低下していきました。50代で、新たに再就職先を見つけて、情熱を持って仕事に邁進するのは、なかなか難しいことに思います。
老後に対する漠然とした不安
これから先の30年~40年先の将来を考えると、稼ぐことができなくなりますので、お金の不安がよぎると思います。しかも、年々、衰えてくる体力に、健康面も心配になります。
こうした将来に対する漠然とした不安ですが、先が見えないうえ、後ろ向きであるために、その不安がより増長するのではないでしょうか?
親の介護に対する不安
多くの方が、親の介護で、悩まれているのではないでしょうか?私の友人でも、親の介護のため会社を退職した方もいらっしゃいます。
私の場合は、目の不自由な義母を介護し、特に、妻がいろいろと苦労しました。また、私の両親は、現在は健在ですが、いずれ、介護が必要となると思っています。義母の介護で介護の大変さを知っているので、両親の介護に対して、自分でどこまで対処できるか不安を持っています。
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「人生に満足」に変えるためには
このように、50代は、第二人生の転換期であるため、先程述べたように、いろいろと悩みも多く、「人生に満足」というより、将来に対して不安な気持ちになっていると思います。
しかし、満足しない人生は、おもしろくないと思います。そこで、満足する人生にするために、どうすればいいかを考えてみました。
不安は一時的なものと割り切る
実際、あるアンケートで、「将来に備えるか、毎日の生活を充実させて楽しむか」といった質問を、50代、60代、70代にしたところ、下記のようになりました。
年代 | 貯蓄や投資など将来に備える(%) | 毎日の生活を充実させて楽しむ(%) |
50代 | 43 | 48 |
60代 | 16 | 75 |
70代 | 8 | 83 |
年齢をおうごとに、「生活を充実させて楽しむ」が多くなっており、将来に対する不安が少なくなっていることがわかります。ですから、50代に感じた不安は、一時的なもので、年齢を重ねるに従って、小さくなっていくと考えられます。
ですから、将来への漠然とした不安は、一時的な不安と考えて、割り切っていいのではないでしょうか?
自分にあった働き方、生き方を見つける
以前のブログ 「50代の皆様 「黄金の15年」に向けての準備をしてはいかがでしょうか?」で紹介したと思いますが、50代以降は、「何もしてもいい自由」も「何もしなくてもいい自由」を手に入れられると思います。ですから、何をしてもいい、何もやらなくてもいい、という自分に合った働き方や生き方を見つけ出せばいいと思います。
私は、セミリタイアの道を選択しましたが、今の自分にあった生き方だと思っています。不安がありますが、今の生活に満足感は得ています。
やはり、自分の生き方が見つかれば、自ずと充実した人生になってくると思います。
いかがでしょうか?50代は、大変な時期で、不安や悩みも多くあると思いますが、少しでも前向きに捉えていただければありがたいです。
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