皆様,こんにちは!
本日は,雨模様です。すごしやすい気温で,エアコンなしでしっかりと睡眠もとれました。こんな日が,もう暫く,続くといいのですが。。
さて,独自のガン治療を提唱なさっていました近藤誠医師が亡くなりましたので,記事にしたいと思います。
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ガン放置治療法がなぜ,一時期,多くの方に受け入れられたのだろうか?
皆さんは,近藤誠医師をご存じでしょうか?
近藤誠医師は,80年代,乳がん治療で乳房摘出が一般的でありましたが,温存療法を提唱し,また,著書「患者よ,がんと闘うな」「医者に殺されない47の心得」がベストセラーになり,2012年には,菊池寛賞を受賞した方です。しかし,13日に出勤途中に虚血性市不全で亡くなりました。73歳でした。
根底にあるのは,現在のガン治療への不信で,抗がん剤治療を否定し,がん放置治療法を推奨していたと思います。
今からでは,信じられないかもしれませんが,ベストセラーになるほどですから,かなりの患者から支持されていたようです。
しかし,医学界からは,しっかりとした根拠がないと非難され,異端児扱いだったそうです。実際,約50万人を対象とした研究にて,標準治療を実施したガン患者と標準治療を拒否した患者と生存率を比較したところ,標準治療を拒否による死亡リスクは,結腸ガンで12.4倍,乳がんで5.8倍,肺がんで4.5倍,前立腺がんで1.6倍との結果になったそうです。
明らかに,抗がん剤治療等の標準治療が,延命効果として,非常に高いことがわかります。近藤誠医師が医学界の異端児として扱われたのは,当然と思われます。
しかし,著書がベストセラーにもなり,多くの方に影響を及ぼしたことは,事実であり,そこには,現在のガン治療に対する問題点があると思います。
私は,その問題点とは,やはり,がん患者は,医師の治療に対して,一方的に従わざる得ない環境があるからだと思います。確かに,セカンドオピニオンや転院といった,現在行われている治療に対して疑問を持ち,別の治療を探すことは可能でしょう。
しかし,多くのガン患者は,その一歩がなかなか踏み出せないように思えます。それは,医師への信頼関係を壊したくないという患者の切なる願いがあるからだと思います。
その願いを逆手にとって,一部の医療従事者(妻の主治医は違いますので,誤解ないように願います。)は,しっかりとした説明もせず,一方的に治療を行うといった態度が見受けられるため,患者側は,不信感や鬱憤が貯まりやすくなり,近藤誠医師のような無治療を推奨する動きに反応してしまうのではないでしょうか?
これは,あくまでも,私一個人の感想ですが,単に,異端児という一言で片づけるのでなく,なぜ,ガン放置治療法が多くの方に,支持されたかについては,医療関係者も考えるべきと思います。
つづきは,次回へ!
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