皆様,こんにちは!
今朝,すばらしいニュースが報道されました。車いすテニスの国枝慎吾さんが国民栄誉賞を受賞することが決定しました。おめでとうございます。ウィキペディアによると9歳のときに,脊髄腫瘍による下半身麻痺のため車いすの生活となったとのことです。勝手な推測ですが,このどん底に状態から,障害者の方々に勇気と希望を与える実績を残すという偉業は,永遠に語り継がれると思います。今後は,後進の育成をなさると伺っておりますが,更なる飛躍を期待しております。
さて,今回は,「再発」について,感じることがありますので,記事にしたいと思います。
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幾度となく見舞われた妻のがんの「再発」 乗り越えた妻に感謝
この1年程,ほぼ毎日,卵巣がんの闘病ブログを拝見してます。
闘病ブログには,著者の生き方,人生がつづられており,たった2,3行のブログかもしれませんが,それでも,すべてのブログに,「生きる」ということへの尊厳を感じています。
でも,私が一番つらいと思う言葉は,「再発」です。この言葉を見ると,涙がでます。
私の妻は,30代で乳がんを罹患しました。早期発見,そして「比較的おとなしい」ガンということで,左乳房の一部を切除することで,寛解しました。いや,その時,私は,完治したと信じました。たぶん,妻も同じ気持ちだったと思います。
しかし,数年後に,「再発」していることがわかりました。完治したと信じていましたので,ショックでした。主治医からは,「前回と同様,一部切除でもいいですが,どうしますか?」聞かれましたが,妻は,きっぱりと「全切除でお願いします」と答えました。その時,妻は,「もうガンで悩みたくない」の一言だけ私につぶやきました。私はその言葉で「再発」が妻を苦しめていたことがわかりました。
無事に左乳房を切除し,主治医より差し出された左乳房を見て,私はこれで完治したと信じました。
しかし,また数年後,検診で,「レントゲンで鎖骨に影がみえるので,骨に転移した可能性があります」と,今度は地獄に突き落とされるような言葉を,聞きました。
さすがの妻も,泣きながら「もう無理かもしれない。子供たちの成人式は無理かも」と私に向かって呟きました。その頃,長男は高校生,娘は中学生。さすがに,きつかったようです。私は,「大丈夫だ!まだ決まったわけでない」と言うのが精一杯で,ただ,頬に涙が流すだけでした。
1週間後,骨シンチの再検査で,転移でないことがわかり,「助かった」と思いました。そして,妻の顔にようやく笑顔が戻りました。これで,悪魔はいなくなったと今まで以上に強く信じました。
そして,10数年後,今度は,「卵巣がん」。
また,絶望の底に突き落とされました。ガンは,なかなか,許してくません。どこまでも,追いかけてくる悪魔のストカーだと思いました。
現在は,寛解しましたが,日々,再発を恐れる日々です。
このように,私の家族は,妻のガンの「再発」で,幾度となく,苦しめられました。でも,私たち家族以上に,妻は,辛かったと思います。
でも,幾度ともなく乗り越えられたのは,単なる「運」だけでなく,やはり,「希望」があったからだと思います。それは,ただ,「子供を育て上げたい」という希望だったと思います。
いまは,「孫の成長をいつまでも見たい」にかわったようですが。。
「希望」。たった2文字ですが,この言葉にすくわれた人生が,数多くあると思います。
私は,妻のガン再発から,どんな状況になっても,「希望」をもち,前に進むことの意味を教わったと思います。そんな妻に,心から感謝します。
づづきは,次回へ!
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