コロナ禍の中、業績の厳しい会社もあると思います。
懸命な努力を行い、なんとか踏ん張っている会社が大多数だと思いますが、中にはリストラを断行せざるえない会社もあると思います。
そこで、今回は、すこし古いですが、人材紹介会社のエンジャパンが行ったアンケート結果と私の実体験をもとに、リストラの実態とその対処方法について、検討してみたいと思います。
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アンケート結果
・アンケート対象者は、20代から50代までです。
・調査期間:2014年5月30日~2014年6月30日
・今回は、40・50代の結果を掲載します。
社内で早期退職者募集が実施されたことはあるか?
55%の方が実施されたと回答しています。
実施されたと回答した方でどれくらいの人数規模で実施されたか?
リストラ規模 | 対象者割合 |
500~999名 | 28% |
100~499名 | 32% |
50~99名 | 18% |
10~49名 | 15% |
1~9名 | 7% |
比較的、規模の大きいリストラが多いことがわかります。
実施されたと回答した方で実際に早期退職に応募したことがあるか?
56%の方が応募したと回答しています。
早期退職に応募された方で退職前と退職後で業種が変りましたか?
52%の方が変ったと回答しています。
業種が変った方で、退職後の業種を教えて下さい。
職種 | 対象者割合 |
その他 | 26% |
週通・小売り・サービス | 14% |
メーカー | 12% |
商社 | 12% |
IT・インターネット | 11% |
建設・不動産 | 7% |
コンサル | 6% |
メディカル | 5% |
金融 | 3% |
広告・出版・マスコミ | 3% |
その他が比較的高くなっています。
尚、エンジャパンのアンケートは以下に記載されています。
https://corp.en-japan.com/newsrelease/2014/2793.html
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私の経験
私は、4回程度、リストラ、早期退職募集の経験があります。業績が悪くなるとリストラを断行するという感じでした。その際の特徴は、以下の様でした。
・ある年齢(55歳あるいは50歳)以上のほとんどの方が早期退職に応募した。
・応募なさった方の多くが、仕方なく応募したという実態であった。
・リストラ後の就職先については、同じ業種の会社に就職された方は少なかった。
50代のリストラの実態
今回の調査は、40代の方も含まれていることと、また私の実体験をもとに、50代のリストラは以下のように推測します。
・早期退職に応募する方は、年齢が高いほど高くなり、ある年齢(55歳)以降は非常に高くなる
・50歳以降の方の多くが、異業種の就職先となる。特に55歳以降は、同じ業種に就職なさる方はかなり少なく、その他、すなわち警備員、清掃、ビル管理といった職種に就職なさる方が多くなる
このような実態が見えてきます。
対処方法
このように厳しい実態でありますが、現実を受け止めるしかないと思います。しかし、対処する方法はあると思います。それは、突然訪れるリストラに対して、日頃から以下のような準備をするしかないと思います。
・一度、人材紹介会社に登録し、自分の価値を客観的に見る
・先輩、友人と日頃から情報交換する
私は、リストラの早期退職ではありませんが、早期退職を経験した者として、以上のような準備で乗り切っていくしかないと思います。いかがでしょうか?
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