緊急事態宣言も延長になり、数多くの方々がコロナ禍での仕事をなさっていると思います、当然、仕事環境も変化があり、リモートワークでのお仕事が増えたのではないでしょうか?
このように、仕事環境も大きく変わった中、50代の皆様は、職場での役割や位置づけが微妙な方が多く、周囲との調和をいかに保ちながら仕事をするかに悩まれている方も少なくないと思います。
私も、55歳の頃、私より一回り若い、30代、40代の方々を中心とするプロジェクトチームに参画し、なかなか意見がかみ合わず、苦労した経験があります。結局、かみあわないままプロジェクトは終了し、脱力感を味わい、チーム内で居場所を見つける難しさを感じました。
職場の中で、50代社員の位置づけは、少し微妙なのかもしれません。
そこで、今回は、職場で居場所を失わないための働き方について、考えてみました。尚、本内容は、雑誌「The 21」(2021年5月号)の松本敏明氏の記事を参考にしております。
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職場で居場所がなくならないための4か条
・謙虚を装った余計な声掛けをしない
・「何かあれば相談して」の一言で、あとは何もしない
・リタイア後に向けて新しい居場所をつくる
4か条の説明
過去の成功体験、築いた人脈をマウンティングしない
「自分は昔、こんなことをやり遂げた」「私の若い頃は、〇〇」「私は、役員の〇〇とよく一緒に仕事をしていた」とか話をすることで、メンバーの中で存在を前に出すと、周囲に引かれると思います。
デジタル化、働き方改革で大きく変化した時代に、過去の成功体験や人脈を誇示されても、何の解決にもなりませんし、負け犬の遠吠えになるのではないでしょうか?
謙虚を装った余計な声かけをしない
謙虚を装った声掛け、例えば、「これからは君たちの時代」「大いに応援するよ」「若い人から学びたいとおもっているよ」と自分はこんなに気を使っていることを何気に周囲に見せても、結局、周囲に居心地の悪さを与えてしまうケースが多くないでしょうか?
このタイプは基本的に、悪気はありません。意識の上では、応援したいと思っています。しかし、無意識で、「居場所がない」と認識しているため、どこか物欲しげになり、結果として。周囲に敬遠され、「自分はこんなに気を使っているのに」と、ますます孤独感を募らせる悪循環になります。
私は、このケースでした。「期待しているよ」とか、「応援しているよ」と話して、チームを盛り上げようとしましたが、メンバーからは、「山吉はなにができるのか?」と言われて、落ち込みました。。。
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「何かあれば相談して」の一言で、あとは何もしない
結局、虚勢を張って自分を大きく見せたり、好かれようとして親切なふりをしても、相手には通用しません。
わからなければ、「わからない」と言い、もし手を差し伸べられるのであれば、力を貸すという具合に、気取らず、「何かあれば相談して」の一言で、あとはなにもしないという姿勢で開き直ればいいと思います。
開き直ることで、チームと距離感を保ちながら、自分の存在を示せるのではないでしょうか?あまり、あれこれと考えても仕方がないと思います。
リタイア後に向けて新しい居場所をつくる
いくら努力しても、職場で居場所をつくることは、年を重ねるごと、難しくなるのも事実です。ですから、職場以外にも新しい居場所をつくることをお勧めします。
例えば、「ジム」などいいかもしれません。職場と違って、役職、年齢。能力による上下関係はありませんので、居場所をつくりやすいと思います。
その他にも、ブログもいいかもしれません。ハンドルネームだけで自分の世界を構築できますので。
この新しい居場所は、リタイア後に生かせます。リタイア後は、職場もなくなり、新しい環境で、自分の居場所をつくる必要があります。結構、これは大変です。特に、会社生活が長かった方は、苦労するのではないでしょうか?
ですから、いまのうちに、リタイア後の人生に向けての居場所づくりを開始してはいかがでしょうか?
おわりに
今回は、職場での居場所づくりについて記事にしました。いかがだったでしょうか?
居場所がなくなるという意味は、スキルが時代に合わなくなったことを意味しています。しかし、いままでの経験を生かせる場面はあると思います。焦らず、待つ姿勢が大切なのかもしれません。
一方、リタイア後の生活も待っています。今の職場も大切ですが、リタイア後の居場所をそろそろ真剣に考えてはいかがでしょうか?職場にいる時間より、はるかに長い時間リタイア後の新しい居場所で過ごすことになりますので。
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