皆様 こんにちは!
今週は,天気があまりよくないようですね。豪雨による雨の被害がなければいいのですが。。
それでは,続きを話します。
卵巣がん ステージⅢc
4週間にわたる検査が終了し,4月25日に診察となりました。
担当医も婦人科部長から女医に変更になり,これから,ようやく治療が開始されると思いました。
まず,担当医から,「細胞診検査の結果から,卵巣がんです。」と説明があり,私は,ホットしました。
そして,ステージについては,「ⅢcからⅣa」との説明がありました。しかし,ステージがⅢとⅣでは,妻の受け取り方に大きな違いが出てくると思い,私の方から,「胸水からはガン細胞はみつかっていませんので,Ⅲcと考えていいでしょうか?」と尋ねたところ,担当医も,Ⅲcで了解して頂きました。
胸水の細胞診は,6割程度の精度とT総合病院の院長から伺っていましたので,前回の胸水の細胞診では,たまたまガン細胞が見つからなかった可能性が高いことは理解しており,ステージはⅢcからⅣaが妥当と思いましたが,担当医も,妻のことを察してくれたようで,ありがたく思いました。
今後の治療については,「まずは,抗がん剤治療を行います。3回目終了後にCT検査を行い,手術をするかの判断をしたいと思います。」と説明がありました。
そして,「取りにくい所にある腹膜の3cm程度の腫瘍が,縮小あるいは消滅したら,手術を行います。」と話されました。
私は,まず,次に進むためには,抗がん剤が,奏功することだと改めて認識しました。
抗がん剤の奏効率 75%
そこで,「抗がん剤が,効く確率は,どの程度でしょうか?」と尋ねたところ,担当医からは,「75%程度と言われています。卵巣がんには,抗がん剤はよくききますよ」と説明なさいました。
私は,「えっ。確率低い!4人に1人は,抗がん剤が効かない。手術ができない!」と思い,少し不安になり,「もし,効かない場合は,どうするのですか?」と尋ねると,担当医は,「抗がん剤を変更しますが,効きがあまりよくない抗がん剤になります。最初の抗がん剤が一番,効きます。」と説明なさいました。私は,焦ってしまい,「私の妻の場合は,抗がん剤が効くと思いますか?」とずばり聞いてしまいました,担当医は,「ガンによって異なるので,わかりません。同じタイプのガンでも,人によって異なります。だから,やってみないとわかりません。」と回答なさいました。
そこで,私は,ようやく,ガンの怖さ,すなわち,「死」というものを初めて実感しました。ガンの性質によって,生死が決定されるという理不尽な事実を,思い知りました。そして,妻の方を見ましたが,妻は,目を赤くして,黙って,聞いていました。自分が「死」と隣り合わせであることを認識したと思います。
そして,抗がん剤治療は,1週間後の5月2日からとなりました。私は,「妻が厳しい状態なので,なんとか,早く抗がん剤治療をして頂けないか?」とお願いをしましたが,病院の都合等により,結局,1週間後になりました。妻に,「あと1週間,つらいと思うけど,がまんしよう。」と声をかけましたが,妻は,黙っていました。
妻にとっては,本当に辛い診察になったと思いました。
つづきは,次回に。
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